薬用植物総合情報データベース

生薬詳細

生薬名ガジュツ
生薬英名Zedoary
生薬ラテン名ZEDOARIAE RHIZOMA
生薬和名莪朮
基原植物 Curcuma zedoaria (Christ.) Roscoe(ガジュツ)
部位根茎を通例湯通ししたもの
局方収載
食薬区分非医
生薬成分精油:モノテルペノイド(cineole,camphene,pinene,camphor等),セスキテルペノイド(curzerenone,zederone,curcolone,curdione等)         デンプン
成分(化合物)
性状ほぼ卵形を呈し,長さ4~cm,径2.5~4cmである.外面は灰黄褐色~灰褐色で,節は環状に隆起し,節間は0.5~0.8cmで,細かい縦じわ,根を除いた跡及び分岐した根茎の小隆起がある.ルーペ視するとき,外面に粗毛を認める.角質で切りにくく,その横切面は灰褐色で,皮層は厚さ2~5mm,中心柱は広く,これらの境は淡灰褐色の線として認められる.特異なにおいがあり,味は辛くて苦く,清涼である.
用途芳香性健胃,駆風,通経
調製法地上部が枯死した冬季~早春に掘り取り,地上部(茎や葉など)・根を除去し,水洗により土砂を落とす.降霜地では,降霜前に収穫しなければならない.根茎は湯通しするが,芯まで柔らかくなるまで煮て,その後序序にさまし,戸外で薄く広げ速やかに陽乾する.
エキス収率
文献情報
処方210処方にはない.         その他の処方では莪朮丸,散腫潰堅湯,七香丸,浄腑湯,当帰活血散,妙功十一丸,和地通経湯など.
モデル試料  
遺伝子情報  
日本薬局方情報 定量法
確認試験法
確認試験法(TLC)
乾燥減量
灰分
酸不溶性灰分
エキス含量
精油含量
純度試験
その他
NMR情報  
漢方処方情報
生物活性情報