薬用植物総合情報データベース

生薬詳細

生薬名ボクソク
生薬英名Quercus Bark
生薬ラテン名QUERCUS CORTEX
生薬和名樸樕
基原植物 Quercus acutissima Carruthers(クヌギ) , Quercus serrata Murray(コナラ) , Quercus mongolica Fischer ex Ledebour var. crispula Ohashi(ミズナラ) , Quercus variabilis Blume (アベマキ)
部位樹皮
局方収載
食薬区分
生薬成分フラボノイド:quercetin     クマリン誘導体:fraxin, scopolin タンニン,でんぷん,糖類,脂肪などをふくむ
成分(化合物)
性状本品は板状又は半管状の皮片で,厚さ5~15mm,外面は灰褐色~暗褐色を呈し,内面は褐色~淡褐色を呈する.外面は厚い周皮を付け,縦に粗い裂け目があり,内面には縦の隆起線がある.横切面は褐色~淡褐色を呈し,ところどころに石細胞群による白色の細点を認める. 本品はにおい及び味はほとんどない. 本品の横切片を鏡検〈5.01〉するとき,コルク層にはコルク石細胞が散在し,二次皮層には繊維群がほぼ階段状に並び,大きな石細胞群が不規則に配列する.柔組織中にシュウ酸カルシウムの集晶が散在する.石細胞や繊維細胞に隣接してシュウ酸カルシウムの単晶を含む細胞が認められ,縦切片では結晶細胞列となる.
用途鎮咳去痰薬,風邪薬. 漢方では下痢止め,瘀血を除く処方に配合される.
調製法
エキス収率
文献情報
処方治打撲一方,十味敗毒湯
モデル試料  3件
遺伝子情報  
日本薬局方情報 定量法
確認試験法
確認試験法(TLC)
乾燥減量
灰分
酸不溶性灰分
エキス含量
精油含量
純度試験
その他
NMR情報  
漢方処方情報
生物活性情報 Amyloid beta cell death