薬用植物総合情報データベース

生薬詳細

生薬名リュウタン
生薬英名Japanese Gentian
生薬ラテン名GENTIANAE SCABRAE RADIX
生薬和名竜胆
基原植物 Gentiana scabra Bunge,Gentiana manshurica Kitagawa(トウリンドウ) , Gentiana triflora Pallas
部位根及び根茎
局方収載
食薬区分専ら医薬品
生薬成分苦味配糖体:gentiopicroside など   キサントン誘導体:gentisin など 糖類:gentianose, sucrose など
成分(化合物) Gentiopicroside (ゲンチオピクロシド)
性状本品は不整円柱状の短い根茎の周囲に多くの細長い根を付けたものである.外面は黄褐色~灰黄褐色を呈する.根は長さ10~15cm,径約0.3cmで,外面に粗い縦じわがあり,その質は柔軟である.折面は平らで,黄褐色を呈する.根茎は長さ約2cm,径約0.7cmで,上端に芽又は短い茎の残基を付ける. 本品は弱いにおいがあり,味は極めて苦く,残留性である. 本品の横切片を鏡検〈5.01〉するとき,根では幼若なものには表皮,外皮及び数層の一次皮部を残すが,通例,その最外層は数個の娘細胞に分割した特異な細胞からなる内皮で,しばしばこれに内接して1~2層の厚角組織がある.二次皮部はところどころに裂け目があり,不規則に師管を分布し,木部には道管がやや放射状に配列し,木部内師管がある.根茎には大きい髄があり,髄には師管を認めることがある.柔細胞中にはシュウ酸カルシウムの小さい針晶,板晶若しくは砂晶又は油滴を含み,でんぷん粒は,通例,認めない.
用途胃液分泌亢進,苦味健胃薬,整腸薬,リュウタン末
調製法
エキス収率
文献情報
処方加味解毒湯,疎経活血湯,立効散,竜胆瀉肝湯
モデル試料  13件
遺伝子情報  
日本薬局方情報 定量法
確認試験法
確認試験法(TLC)
乾燥減量
灰分
酸不溶性灰分
エキス含量
精油含量
純度試験
その他
NMR情報  
漢方処方情報 疎経活血湯
生物活性情報 Amyloid beta cell death