薬用植物総合情報データベース

生薬詳細

生薬名ケイガイ
生薬英名Schizonepeta Spike
生薬ラテン名SCHIZONEPETAE SPICA
生薬和名荊芥穂
基原植物 Schizonepeta tenuifolia Briq.(ケイガイ)
部位花穂
局方収載
食薬区分専ら医薬品
生薬成分精油:menthone,pulegone,pulegone など flavonoid:shizomepetoside A, B, C など
成分(化合物)
性状細長い穂状を呈し,長さ5~10 cm, 径0.5~0.8 cm, 帯紫緑褐色~緑褐色である.花穂は細かい唇形花またはしばしば果実を含むがく筒を付ける.花穂の下部にはときには葉を付けることがある.葉は線状または狭ひ針形である.花軸は方柱形で紫褐色を呈する.ルーベ視するとき類白色の短毛を認める.特異な芳香があり,口に含むとわずかに清涼感がある.
用途発汗,駆風,解熱
調製法8月になると花穂の下から開花し始め,順次上へ開花していく.この花穂の開花が半分以上をすぎた頃,地際から刈り取る.8月下旬~9月中旬が収穫の適期である.刈り取り直後,ムシロなどに広げ,陽乾し,花穂を採取する.
エキス収率
文献情報
処方駆風解毒湯,荊芥連翹湯,荊防敗毒散,五物解毒散,十味敗毒湯,消風散,清上防風湯,川芎茶調散,治頭瘡一方,当帰飲子,防風通聖散
モデル試料  10件
遺伝子情報  
日本薬局方情報 定量法
確認試験法
確認試験法(TLC)
乾燥減量
灰分
酸不溶性灰分
エキス含量
精油含量
純度試験
その他
NMR情報  
漢方処方情報 荊芥連翹湯 , 十味敗毒湯 , 防風通聖散
生物活性情報 Amyloid beta cell death