薬用植物総合情報データベース

生薬詳細

生薬名コウカ
生薬英名Safflower
生薬ラテン名CARTHAMI FLOS
生薬和名紅花
基原植物 Carthamus tinctorius L.(ベニバナ)
部位花(管状花)
局方収載
食薬区分非医
生薬成分色素:紅色色素(carthamin),黄色色素(safflor-yellow)等 flavonoid:carthamidin,neocarthamin 等  その他:脂肪油(safflower oil),リグナン等
成分(化合物)
性状赤色~赤褐色の花冠,黄色の花柱及び雄ずいからなり,まれに未熟の子房を混有することがある.全長は約1 cm, 花冠は筒状で5裂し,雄ずいは5本で,長い雌ずいを囲んでいる.花粉はほぼ球形で,径約50 μm,黄色で表面に細かい突起がある.本品を板状にしたものは厚さ約0.5 cm, 多数の管状花の集合である.特異なにおいがあり,味はわずかに苦い.
用途通経,浄血,婦人病
調製法管状花は最初黄色でしだいに橙色に変わり,さらに鮮紅色となり,最終的には退色した汚褐色または赤黒色となる.花色が橙色よりやや進み,少し鮮紅色を帯びた頃が採取適期である.摘み取った花は,広げて風通しの良いところで陰乾する.乾燥後,吸湿しないよう容器に貯蔵する.
エキス収率
文献情報
処方葛根紅花湯,芎帰調血飲第一加減,滋血潤腸湯,蒸眼一方,秦艽羌活湯,秦艽防風湯,折衝飲,治頭瘡一方,通導散
モデル試料  
遺伝子情報  
日本薬局方情報 定量法
確認試験法
確認試験法(TLC)
乾燥減量
灰分
酸不溶性灰分
エキス含量
精油含量
純度試験
その他
NMR情報  
漢方処方情報
生物活性情報