薬用植物総合情報データベース

生薬詳細

生薬名ゴシュユ
生薬英名Evodia Fruit
生薬ラテン名EVODIAE FRUCTUS
生薬和名呉茱萸
基原植物 Evodia rutaecarpa (Juss.) Benth.(ゴシュユ)
部位果実
局方収載
食薬区分専ら医薬品
生薬成分アルカロイド:evodiamine,ruteacarpine,higenamine,synephrin. トリテルペノイド:limonin等.
成分(化合物) Evodiamine(エボジアミン)
性状偏球形又は球形を呈し,径2~5mmである.外面は暗褐色~灰褐色で,油室による多数のくぼんだ小点がある.しばしば果柄を付け,果柄は長さ2~5mmで,毛を密生する.果皮は成熟したものでは五室に開裂し,各室中には倒卵球形又は球形の褐色~黒褐色又は帯青黒色のつやのある種子がある.特異なにおいがあり,味は辛く,後に残留性の苦味がある.
用途健胃,利尿,鎮嘔,鎮痛,駆風
調製法秋,紫赤色を帯びた頃,果穂を採取し,陽乾する.乾燥後,果実のみとする.果柄の混入しない,香気の強いものが良質とされる.
エキス収率
文献情報
処方210処方では温経湯,延年半夏湯,鶏鳴散加茯苓,呉茱萸湯,当帰四逆加呉茱萸生姜湯.その他の処方では鶏鳴散,四神丸,左金丸,神効湯,戊己丸,平肝流気飲.
モデル試料  11件
遺伝子情報  
日本薬局方情報 定量法
確認試験法
確認試験法(TLC)
乾燥減量
灰分
酸不溶性灰分
エキス含量
精油含量
純度試験
その他
NMR情報  1件
漢方処方情報 温経湯 , 当帰四逆加呉茱萸生姜湯
生物活性情報 Amyloid beta cell death