生薬詳細
生薬名 | サンシシ |
生薬英名 | Gardenia Fruit |
生薬ラテン名 | GARDENIAE FRUCTUS |
生薬和名 | 山梔子 |
基原植物 | Gardenia jasminoides Ellis(クチナシ) |
部位 | 果実 |
局方収載 | 局 |
食薬区分 | 非医 |
生薬成分 | イリドイド配糖体:geniposide,geniposidic acid,gardenoside. カロチノイド色素:crocin. |
成分(化合物) | Geniposide(ゲニポシド) , Geniposidic Acid(ゲニポシド酸) |
性状 | ほぼ長卵形~卵形を呈し,長さ1~cm,幅1~1.5cmである.外面は黄褐色~黄赤色で,通例6本,まれに5本又は7本の明らかな綾線がある.一端にはがく又はその跡があり,他端には果柄を付けているものもある.果皮の内面は黄褐色を呈し,平でつやがある.内部は二室で,黄赤色~暗赤色の胎座に種子の団塊が付く.種子はほぼ円形で偏平,長径約0.5cmで,暗褐色又は黄赤色である.弱いにおいがあり,味は苦い.換算した生薬の乾燥物に対し,ゲニポシド(C17H24O10:388.37)3.0%以上を含む. |
用途 | 消炎,止血,利胆,解熱,鎮静 |
調製法 | 晩秋,果実が紅熟し軟化する前の黄変した時期に収穫する.果柄・がく片を除去し,自然乾燥するか,軽く蒸すか,湯通しした後,乾燥する. |
エキス収率 | |
文献情報 | |
処方 | 210処方では茵蔯蒿湯,温清飲,黄連解毒湯,葛根紅花湯,加味帰脾湯,加味解毒湯,加味逍遙散,加味逍遥湯合四物湯,荊芥連翹湯,五淋散,柴胡清肝散,辛夷清肺湯,清上防風湯,清肺湯,防風通聖散,竜胆瀉肝湯. その他の処方では柴胡疎肝湯,梔子厚朴湯,梔子豉湯,梔子生姜豉湯,梔子柏皮湯,滋賢明目湯,洗肝明目湯,涼隔散. |
モデル試料 11件 | |
遺伝子情報 30件 | |
日本薬局方情報 | 定量法 |
確認試験法 | |
確認試験法(TLC) | |
乾燥減量 | |
灰分 | |
酸不溶性灰分 | |
エキス含量 | |
精油含量 | |
純度試験 | |
その他 | |
NMR情報 6件 | |
漢方処方情報 | 温清飲 , 黄連解毒湯 , 加味帰脾湯 , 加味逍遙散 , 荊芥連翹湯 , 防風通聖散 |
生物活性情報 | NO production inhibitory activity , Amyloid beta-induced cell death , Amyloid beta cell death |