薬用植物総合情報データベース

生薬詳細

生薬名ジオウ
生薬英名Rehmannia Root
生薬ラテン名REHMANNIAE RADIX
生薬和名地黄
基原植物 Rehmannia glutiosa Libosch. var. purpurea Makino(アカヤジオウ) , Rehmannia glutiosa Libosch. f. hueichingensis (Chao et Schih) Hsiao(カイケイジオウ)
部位根茎
局方収載
食薬区分専ら医薬品
生薬成分イリドイド配糖体:catalpol, aucubin, rehmannioside A〜D など   sterol:β-sitosterol など 糖・糖アルコール:D-glucose, D-galactose, D-fructose, sucrose, raffinose, stachyose など その他:arginine, mannitol など
成分(化合物) Catalpol(カタルポール)
性状通例,細長い紡錘形を呈し,長さ5~10 cm,径0.5~1.5 cm,しばしば折れ,又は著しく変形している.外面は黄褐色又は黒褐色を呈し,深い縦みぞ及びくびれがある.質は柔らかく粘性である.横切面は黄褐色又は黒褐色で,皮部は木部より色が濃く,髄をほとんど認めない.特異なにおいがあり,味は初めわずかに甘く,後にやや苦い.横切片を鏡検するとき,コルク層は7~15層で,皮部はすべて柔細胞からなり,外皮部に褐色の分泌物を含む細胞が散在する.木部はほとんど柔組織からなり,導管は放射状に配列し,主として網紋導管である.
用途補血,強壮,解熱,緩下    
調製法霜が降りて葉が枯れ始める頃,根を掘り,水洗する.乾燥は根を10 cm位に切り,棚上で4〜5ヶ月風乾し,乾燥の悪い場合にはさらに火力乾燥して仕上げる.根茎を直接火でゆっくり焙って乾かす方法や黄酒等で蒸し,日干しする方法もある.,霜が降りて葉が枯れ始める頃,根を掘り,水洗する.乾燥は根を10 cm位に切り,棚上で4〜5ヶ月風乾し,乾燥の悪い場合にはさらに火力乾燥して仕上げる.根茎を直接火でゆっくり焙って乾かす方法や黄酒等で蒸し,日干しする方法もある.
エキス収率
文献情報
処方温青飲,葛根紅花湯,加味温胆湯,加味逍遥散合四物湯,芎帰膠艾湯,芎帰調血飲,芎帰調血飲第一加減,荊芥連翹湯,牛車腎気丸,五淋散,柴胡清肝湯,三物黄芩湯,滋陰降火湯,滋血潤腸湯,七物降下湯,四物湯,炙甘草湯,十全大補湯, 潤腸湯,消風散,疎経活血等,猪苓湯合四物湯,当帰飲子,独活葛根湯,人参養栄湯,八味地黄丸,竜胆瀉肝湯,六味地黄丸
モデル試料  11件
遺伝子情報  24件
日本薬局方情報 定量法
確認試験法
確認試験法(TLC)
乾燥減量
灰分_1 灰分_2
酸不溶性灰分_1 酸不溶性灰分_2
エキス含量
精油含量
純度試験
その他
NMR情報  1件
漢方処方情報 温清飲 , 荊芥連翹湯 , 牛車腎気丸 , 十全大補湯 , 疎経活血湯 , 人参養栄湯 , 八味地黄丸
生物活性情報 NO production inhibitory activity , Amyloid beta cell death