薬用植物総合情報データベース

生薬詳細

生薬名センナ
生薬英名Senna Leaf
生薬ラテン名SENNAE FOLIUM
生薬和名
基原植物 Cassia angustifolia Vahl(ホソバセンナ)
部位小葉,果実
局方収載
食薬区分専ら医薬品(茎は非医)
生薬成分アントラキノン類:chrysophanol, aloe-emodin, rhein など ビアントロン類:sennoside A~D(総センノシド1.0%以上を含む) フラボノイド:kaempferolとその配糖体
成分(化合物) Sennoside A(センノシドA) , Sennoside B(センノシドB)
性状ひ針形〜狭ひ針形を呈し,長さ1.5〜5 cm,幅0.5〜1.5 cm,淡灰緑色〜淡灰黄緑色である.全縁で先端はとがり,葉脚は非相称,小葉柄は短い.ルーペ視するとき,葉脈は浮き出て,一次側脈は辺縁に沿って上昇し,直上の側脈は合一する.下面はわずかに毛がある.弱いにおいがあり,味は苦い.横切面を鏡検するとき,両面の表皮は厚いクチクラを有し,多数の気孔及び厚膜で表面に粒状突起のある単細胞毛があり,表皮細胞はしばしば葉面に平行な隔壁によって2層に分かれ,内層に粘液を含む.両面の表皮下には1層のさく状組織があり,海綿状組織は3〜4層からなり,シュウ酸カルシウムの集晶及び単晶を含む.維管束に接する細胞は結晶細胞列を形成する.
用途緩下.果実(センナ実)はセンノシドの原料
調製法開花盛期以降の8月下旬~9月に収穫する.地際から茎を刈り取り集め,さらに複葉から小葉のみを手でこぎ,乾燥する.乾燥はムシロなどの上に薄く広げて陰乾する.小葉中のセンノシド含量は開花前が高く,インドでは,開花前に主茎葉を摘み,開花後に分枝葉を採取しているといわれている.小葉のセンノシド含量は,老熟葉より若齢葉が高い傾向にあるため,収穫期が遅くならないように留意する.
エキス収率
文献情報
処方緩下薬
モデル試料  
遺伝子情報  
日本薬局方情報 定量法
確認試験法
確認試験法(TLC)
乾燥減量
灰分
酸不溶性灰分
エキス含量
精油含量
純度試験
その他
NMR情報  2件
漢方処方情報
生物活性情報