薬用植物総合情報データベース

生薬詳細

生薬名ボウフウ
生薬英名Saposhnikovia Root
生薬ラテン名SAPOSHNIKOVIAE RADIX
生薬和名防風
基原植物 Saposhnikovia divaricata Schischkin(トウスケボウフウ)
部位根及び根茎
局方収載
食薬区分専ら医薬品
生薬成分coumarines:psoralen , deltoin, bergaptene, anomarin, xanthotoxin, scopoletin     chromones:hamaudol, 5-0-methylvisamminol, cimifugin など ポリアセチレン化合物:falcarindiol, panaxynol
成分(化合物) 4'-O-Glucosyl-5-O-methylvisamminol(4'-O-グルコシル-5-O-メチルビサミノール)
性状細長い円すい状で,長さ15〜20 cm, 径1.0〜1.5 cm, 外面は淡褐色で,上部に密に輪節状の横じわがあリ,ときに褐色の毛状になった葉しょうの残基を付ける.下部には多数の縦じわ及び細根の跡がある.横切面の周辺は灰褐色,空げきが多く,中央は円形に黄色を呈する.特異なにおいとわずかな甘味がある.
用途発汗,解熱,鎮痛,鎮痙,駆風
調製法播種した年の地上部が黄色に変化する12月以降に根を掘り起こし,地上部を刈り 取る.掘り取った根はよく水洗いし,土砂を落とした後,残った茎を切り落とし天日乾燥させる.
エキス収率
文献情報
処方駆風解毒湯,荊芥連翹湯,荊防敗毒散,十味敗毒湯,消風散,秦艽羌活湯,秦艽防風湯,清上蠲痛湯,清上防風湯,川芎茶調散,疎経活血湯,治頭瘡一方,釣藤散,当帰飲子,独活湯,防風通聖散,立効散
モデル試料  15件
遺伝子情報  
日本薬局方情報 定量法
確認試験法
確認試験法(TLC)
乾燥減量
灰分
酸不溶性灰分
エキス含量
精油含量
純度試験
その他
NMR情報  1件
漢方処方情報 荊芥連翹湯 , 十味敗毒湯 , 疎経活血湯 , 釣藤散 , 防風通聖散
生物活性情報 Amyloid beta cell death