生薬名 | ボタンピ |
生薬英名 | Moutan Bark |
生薬ラテン名 | MOUTAN CORTEX |
生薬和名 | 牡丹皮 |
基原植物 |
Paeonia suffruticosa Andrews(ボタン)
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部位 | 根皮 |
局方収載 | 局 |
食薬区分 | 専ら医薬品(葉・花は非医) |
生薬成分 | モノテルペン配糖体:paeoniflorin,oxypaeoniflorin,benzoylpaeoniflorin,benzoyloxypaeoniflorinなど
フェノール類:paeonol, paeonoside,paeonolide,benzoic acid,parahydroxy benzoic acid,gallic acid, etc
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成分(化合物) |
Paeonol(ペオノール)
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性状 | 管状〜半管状の皮片で,厚さ約0.5 cm, 長さ5〜8 cm, 径0.8〜1.5 cmである.外面は暗褐色〜帯紫褐色で,横に長い小楕円形の側根の跡と綴じわがあり,内面は淡灰褐色〜帯紫褐色を呈し,平らである.折面はきめがあらい.内面及び折面にはしばしば白色の結晶を付着する.
本品は特異なにおいがあり,味はわずかに辛くて苦い.
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用途 | 駆於血作用,血行障害 |
調製法 | 植え付け4〜5年目の9月に収穫する.地上部を縄で縛り,根をできるだけ折らないように掘り取る.掘り取った株の根を手でもぎ離し,地上部は次の植え付け苗とするため乾燥しないように直ちに仮植えする. もぎ取った根は水洗いした後,芯(木部)抜き作業を行う.根の端を木台の上で木槌などで軽くたたいて根皮をはずし,露出した芯の端を指ではさむか歯でくわえ,根皮を引き裂きながら芯を抜き去る.芯抜きした根皮は9cm位の長さに切って天日乾燥させる.
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エキス収率 | |
文献情報 | |
処方 | 温経湯,加味帰脾湯,加味逍遥散,加味逍遥散合四物湯,芎帰調血飲,芎帰調血飲第一加減,桂枝茯苓丸,桂枝茯苓丸料加薏苡仁,甲字湯,牛膝散,牛車腎気丸,折衝飲,大黄牡丹皮湯,八味地黄丸,六味地黄丸 |
モデル試料 20件 |
遺伝子情報 22件 |
日本薬局方情報 |
定量法
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確認試験法
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確認試験法(TLC)
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乾燥減量
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灰分
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酸不溶性灰分
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エキス含量
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精油含量
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純度試験
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その他
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NMR情報 1件 |
漢方処方情報 |
温経湯
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加味帰脾湯
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加味逍遙散
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桂枝茯苓丸
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牛車腎気丸
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八味地黄丸
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生物活性情報 |
NO production inhibitory activity
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Amyloid beta cell death
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