薬用植物総合情報データベース

生薬詳細

生薬名マオウ
生薬英名Ephedra Herb
生薬ラテン名EPHEDRAE HERBA
生薬和名麻黄
基原植物 Ephedra intermedia Schrenk et C.A.May., Ephedra sinica Stapf, Ephedra equisetina Bunge(マオウ)
部位地上茎
局方収載
食薬区分専ら医薬品
生薬成分アルカロイド:l-ephedrine,d-pseudoephedrine,l-N-methylephedrine,ephedradineA,B,C など フラボノイド:feruloyl histamine など タンニン類、多糖類など
成分(化合物)
性状細い円柱状〜だ円柱状を呈し,径0.1〜0.2 mm,節間の長さ3〜5 cm,淡緑色〜黄緑色である.外面に多数の平行する縦みぞがあり,節部にはりん片状の葉がある.葉は長さ02〜0.4 cm,淡褐色〜褐色で,通例,対生し,その基部は合着して,筒状になっている.茎の横切面をルーペ視するとき,円形〜だ円形で,周辺部は灰緑色〜黄緑色を呈し,中心部は赤紫色の物質を充満するか又は中空である.節間部を折るとき,折面の周辺部は繊維状で,縦に裂けやすい.わずかににおいがあり,味は渋くてわずかに苦く,やや麻ひ性である.
用途漢方で解表剤(咳,発熱,頭痛,身体痛,関節痛などの諸症に)として用いる.鎮咳去痰薬, 塩酸エフェドリン(日局)の抽出原料
調製法刈り取りは晴天の日に行い,十分陽乾し,茎の木質化して茶褐色となった部分は取り除く.乾燥の終わったものは吸湿しない場所に貯蔵する.
エキス収率
文献情報
処方葛根湯,葛根湯加川芎辛夷,杏蘇散,桂麻各半湯,五虎湯,五積散,小青竜湯,小青竜湯加石膏,小青竜湯合麻杏甘石湯,秦艽羌活湯,神秘湯,独活葛根湯,防風通聖散,麻黄湯,麻杏甘石湯,麻杏薏甘湯,薏苡仁湯
モデル試料  11件
遺伝子情報  13件
日本薬局方情報 定量法
確認試験法
確認試験法(TLC)
乾燥減量
灰分
酸不溶性灰分
エキス含量
精油含量
純度試験
その他
NMR情報  
漢方処方情報 葛根湯 , 麻杏薏甘湯 , 葛根湯加川芎辛夷 , 小青竜湯 , 防風通聖散 , 麻黄附子細辛湯
生物活性情報 NO production inhibitory activity , Amyloid beta cell death