| 生薬名 | ヨクイニン |
| 生薬英名 | Coix Seed |
| 生薬ラテン名 | COICIS SEMEN |
| 生薬和名 | 薏苡仁 |
| 基原植物 |
Coix lacryma-jobi L. var. ma-yuen Stapf(ハトムギ)
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| 部位 | 種皮を除いた種子 |
| 局方収載 | 局 |
| 食薬区分 | 非医 |
| 生薬成分 | デンプン,中性多糖(アミロペクチン様グルカン), 酸性多糖(coixanA,B,C;CA-1,CA-2:arabino-3,6-galactanを側鎖に有するペクチン性多糖),粗タンパク,粗脂肪(palmitic acid, stearic acid, 8-octadecenoic acid のグリセリドおよびcoixenolide),ステロール(feruloylstigmastenol, feruloy campesterol),ベンゾキサゾロン(coixol),えぐ味成分(glycoside of 3,4-dihydroxybenzaldehyde)など |
| 成分(化合物) |
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| 性状 | 卵形〜広卵形を呈し,長さ約6 mm,幅約5 mm,両端はややくぼみ,背面は丸くふくれ,腹面の中央には縦に深いみぞがある.背面はほぼ白色,紛質で,腹面のみぞに褐色膜質の果皮及び種皮が付いている.横切面をルーペ視するとき,腹面のくぼみには淡黄色の胚盤がある.質は堅い.弱いにおいがあり,味はわずかに甘く,歯間に粘着する. |
| 用途 | 浮腫、リウマチ、神経痛などの身体の疼痛、化膿症などの治療薬.イボ取り,皮膚の荒れ,滋養強壮,利尿,清熱,排膿,健脾止痛 |
| 調製法 | 果実が60~70%程度成然して茶褐色になった頃に収穫する.成熟が進むと作業中の衝撃により脱粒が多くなる.刈り取り後,数日株上で天日乾燥を行い,その後脱穀を行うと容易にできる.収穫時に穀実に緑色が残っているものは天日乾燥中に褐色を帯びてくる.脱穀後さらに天日あるいは機械乾燥を行う.乾燥機を利用する場合,1日くらい常温通風乾燥した後,35℃以下で加温通風乾燥を行う.乾燥後は風選を行い,不稔粒を除く.ヨクイ二ンとするためには苞鞘(殼)を取り除き,精白する.
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| エキス収率 | |
| 文献情報 | |
| 処方 | 桂枝茯苓丸料加薏苡仁,参苓白朮散,麻杏薏甘湯,薏苡仁湯 |
| モデル試料 15件 |
| 遺伝子情報 |
| 日本薬局方情報 |
定量法
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確認試験法
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確認試験法(TLC)
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乾燥減量
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灰分
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酸不溶性灰分
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エキス含量
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精油含量
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純度試験
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その他
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| NMR情報 |
| 漢方処方情報 |
麻杏薏甘湯
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| 生物活性情報 |
Amyloid beta cell death
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