薬用植物総合情報データベース

生薬詳細

生薬名オウギ
生薬英名Astragalus Root
生薬ラテン名ASTRAGALI RADIX
生薬和名黄耆
基原植物 Astragalus membranaceus Bunge(キバナオウギ) , Astragalus mongholicus Bunge (ナイモウオウギ、モウコオウギ)
部位
局方収載
食薬区分専ら医薬品(茎・葉は非医)
生薬成分flavonoidとして,astraisoflavone,astraisoflavone-7-O-β-D-glycoside, formononetin,3'-hydroxy formononetin,isoliquiritigenin 等. triterpene glycosideとしてastragaloside I〜 VII, その他にγ-aminobutyric acid 等.
成分(化合物) Astragaloside Ⅳ(アストラガロシドⅣ)
性状 ほぼ円柱形を呈し,長さ30〜100 cm, 径0.7〜2cmで,ところどころに小さい側根をつけ,根頭部の近くはねじれているものが多い.通例,分枝することはない.外面は淡灰黄色〜淡褐黄色で,不規則なあらい縦じわと横長の皮目ようの模様がある.折りにくく,折面は繊維性である.横切面をルーペ視するとき,最外層は周皮で,皮部は淡黄白色,木部は淡黄色,形成層付近はやや褐色を帯びる.皮部の厚さは木部の径の約1/3〜1/2で,細いものでは木部から皮部にわたって白色の放射組織が認められるが,太いものではしばしば放射状の裂け目となっている.通例,髄は認めない.弱いにおいがあり,味は甘い.
用途強壮,利尿,血圧降下,止汗
調製法地上部が黄変し落葉する12月以降(寒冷地では10月下旬)に,地上部を刈り取り,根を掘り起こす.掘り取った根はよく水洗いし,土砂を落とした後,残った茎を切り落とし,天日で乾燥する.,
エキス収率
文献情報
処方黄耆建中湯,加味帰脾湯,帰耆建中湯,帰脾湯,桂枝加黄耆湯,七物降下湯,十全大補湯,秦艽羌活湯,清暑益気湯,清心蓮子飲,当帰飲子,当帰湯,人参養栄湯,半夏白朮天麻湯,防已黄耆湯,防已茯苓湯,補中益気湯
モデル試料  11件
遺伝子情報  
日本薬局方情報 定量法
確認試験法
確認試験法(TLC)
乾燥減量
灰分
酸不溶性灰分
エキス含量
精油含量
純度試験
その他
NMR情報  1件
漢方処方情報 加味帰脾湯 , 十全大補湯 , 人参養栄湯 , 半夏白朮天麻湯 , 防已黄耆湯 , 補中益気湯
生物活性情報 NO production inhibitory activity , Amyloid beta cell death