薬用植物総合情報データベース

生薬詳細

生薬名ブシ
生薬英名Aconitie Root
生薬ラテン名ACONITI RADIX
生薬和名附子
基原植物 Aconitum carmichaeli Debeaux(ハナトリカブト) , Aconitum japonicum Thunb.(オクトリカブト)
部位塊根
局方収載
食薬区分専ら医薬品
生薬成分ジテルペンアルカロイド; aconitine系(強毒性):aconitine, mesaconitine, hypaconitine, jesaconitine, lipoaconitine など atisine系(低毒性):atisine, kobusine, higenamine(強心成分), coryneine(強心成分) など
成分(化合物) Benzoylmesaconine Hydrochloride(ベンゾイルメサコニン塩酸塩) , Aconitine(アコニチン) , Hypaconitine(ハイパコニチン) , Mesaconitine(メサコニチン)
性状本品はほぼ倒円すい形で,外面は淡褐色~赤褐色を呈する.質は堅く,しわはなく,折面は平らで白く粉質,蒸したものは角質半透明でつやがある. 折面は平らで白く粉質,蒸したものは角質半透明でつやがある.折面は平らで白く粉質,蒸したものは角質半透明でつやがある.本品の味はやや塩辛く,のち持続する麻痺性がある.
用途鎮痛,利尿,強心,興奮,新陳代謝の機能亢進
調製法収穫は,調製作業があるために,北海道では9月上旬~10月中旬が適期である.掘り取りの方法は,畦ごとに堀り取り機で根元を深く起こして手で抜き取る.収穫 後,茎を根元から切り離し,母根と子根に分け,ひげ根は除く.水でよく洗い,土砂を除く.かびが生えやすいので天日で陽乾し,乾燥が不十分な場合は55℃以下の温風で仕上げ乾燥を行う.陽乾せず直ちに温風乾燥する場合も55℃以下とする. ,収穫は,調製作業があるために,北海道では9月上旬~10月中旬が適期である.掘り取りの方法は,畦ごとに堀り取り機で根元を深く起こして手で抜き取る.収穫後,茎を根元から切り離し,母根と子根に分け,ひげ根は除く.水でよく洗い,土砂を除く.かびが生えやすいので天日で陽乾し,乾燥が不十分な場合は55℃以下の温風で仕上げ乾燥を行う.陽乾せず直ちに温風乾燥する場合も55℃以下とする.
エキス収率
文献情報
処方桂枝加朮附湯,桂枝加苓朮附湯,牛車腎気丸,八味地黄丸,真武湯、四逆湯
モデル試料  7件
遺伝子情報  
日本薬局方情報 定量法
確認試験法
確認試験法(TLC)
乾燥減量
灰分
酸不溶性灰分
エキス含量
精油含量
純度試験
その他
NMR情報  4件
漢方処方情報 桂枝加朮附湯 , 牛車腎気丸 , 八味地黄丸 , 麻黄附子細辛湯
生物活性情報 Amyloid beta cell death