薬用植物総合情報データベース

生薬詳細

生薬名アヘン
生薬英名Opium
生薬ラテン名OPIUM
生薬和名阿片
基原植物 Papaver somniferum L.(ケシ)
部位未熟果実から得られる乳液
局方収載
食薬区分専ら医薬品 (発芽防止処理された種子、種子油は非医)
生薬成分イソキノリンアルカロイド:morphine,noscapine,codeine,papaverine,thebaine その他:narceine, meconic acid
成分(化合物)
性状黒褐色,樹枝状光沢のある塊で,産地により特色ある形に固められる.乾燥すると褐色の塊片に砕ける.アヘン末は黄褐色〜暗褐色を呈し,ともに特異な臭いがある.
用途鎮痛,鎮静,鎮痙,鎮咳,止瀉
調製法開花後10〜14日の未熟果実の周囲に縦にもしくは横に浅い切傷をつけ,分泌する乳液が空気に触れて黒色を帯凝固したものを採取する.恒温乾燥機内で60℃以下で乾燥させる.
エキス収率
文献情報
処方アヘン末,アヘン散,アヘンチンキ モルヒネ塩酸塩水和物,コデインリン酸塩水和物,パパベリン塩酸塩,ノスカピンおよびノスカピン塩酸塩水和物の製造原料
モデル試料  
遺伝子情報  
日本薬局方情報 定量法
確認試験法
確認試験法(TLC)
乾燥減量
灰分
酸不溶性灰分
エキス含量
精油含量
純度試験
その他
NMR情報  
漢方処方情報
生物活性情報