薬用植物総合情報データベース

生薬詳細

生薬名ケンゴシ
生薬英名Pharbitis Seed
生薬ラテン名PHARBITIDIS SEMEN
生薬和名牽牛子
基原植物 Pharbitis nil Choisy(アサガオ)
部位種子
局方収載
食薬区分専ら医薬品(葉・花は非医)
生薬成分樹脂配糖体(pharbitin):酸性配糖体pharbitic acid の糖部分に tiglic acid,methyleyhylacetic acid,nilic acid などが、エステル結合したもの。 脂肪油
成分(化合物)
性状球を縦に 4 〜 6 等分した形を呈し,長さ 6 〜 8 mm,幅 3 〜 5 mmである.外面は黒色〜赤褐色又は灰白色で,平滑であるが多少縮んであらいしわがある.横切面はほぼ扇形で,淡黄褐色〜灰褐色を呈し,質は密である.ルーペ視するとき,珠皮には短い毛が密生し,隆起線の下端にへそがくぼんでいる.種皮は薄く,外層は暗灰色,内層は淡灰色である.一端のお説面では不規則に縮んだ 2 枚の子葉があり,その間に背面の中央から隆起部に達する 2 枚の薄い隔膜がある.へそを有する他端の横切面では隔壁は認められない.子葉の横切面には暗灰色の分泌物孔を認める.砕くときわずかににおいがあり,味は油ようでわずかに刺激性である.
用途峻下剤,緩下剤,下半身の水腫,尿閉症
調製法大部分の果実が熟したと見られるころに,つるをまとめて茎の根本から刈り取る.風通しの良い場所にはさ掛けし, 15 〜 20 日間陽干する.陽干した後,脱穀機,唐箕などを用いて種子を選別し,さらに天日で 1 〜 2 日間乾燥する.
エキス収率
文献情報
処方
モデル試料  
遺伝子情報  
日本薬局方情報 定量法
確認試験法
確認試験法(TLC)
乾燥減量
灰分
酸不溶性灰分
エキス含量
精油含量
純度試験
その他
NMR情報  
漢方処方情報
生物活性情報