薬用植物総合情報データベース

生薬詳細

生薬名トコン
生薬英名Ipecacuanha
生薬ラテン名IPECACUANHAE RADIX
生薬和名吐根
基原植物 Cephaelis ipecacuanha (Brot.) A. Rich.(トコン)
部位根および根茎
局方収載
食薬区分専ら医薬品
生薬成分総アルカロイド(エメチンおよびセファエリン)2.0%以上を含む:emetine(70%),cephaeline,psychotrine,0-methylpsychotrine,ipecoside,protemetine,emetamine など
成分(化合物)
性状円柱状で,多くはねじれて屈折しときには分枝する.長さ3〜15cm,径約5mm.外面は暗灰褐色で,皮部は環状または半環状に肥厚し,輪節状となり,部分的にやや平滑である.折ると皮部は灰褐色,木部は淡褐色,皮部の厚さは肥厚部では直径の約2/3に達し,平滑部では薄い.わずかににおいがあり,その粉末は鼻粘膜を刺激し,味はわずかに苦い.
用途去痰,催吐,アメーバー赤痢治療
調製法3年生以上の株の根を掘り上げ,水洗後陽乾.密閉した容器に入れ乾燥した場所に保管する.
エキス収率
文献情報
処方トコン末,トコンシロップ       エチメン(抗原虫薬)製造原料
モデル試料  
遺伝子情報  
日本薬局方情報 定量法
確認試験法
確認試験法(TLC)
乾燥減量
灰分
酸不溶性灰分
エキス含量
精油含量
純度試験
その他
NMR情報  
漢方処方情報
生物活性情報