薬用植物総合情報データベース

生薬詳細

生薬名ニガキ
生薬英名Picrasma Wood
生薬ラテン名PICRASMAE LIGNUM
生薬和名苦木
基原植物 Picrasma quassioides (D. Don) Benn.(ニガキ)
部位樹皮を除いた木部
局方収載
食薬区分専ら医薬品
生薬成分苦味質:quassin,nigakiractone類,nigakihemiacetal類等.    アルカロイド:nigakinone,methylnigakinone等.
成分(化合物)
性状淡黄色の切片,削片または短い木片で,横切面には明らかな年輪及び放射状の細かい線がある.質は密である.においがなく,味は極めて苦く,残留性である.切片を鏡検するとき,放射組織は横切面では幅1~5細胞列,縦断面では高さ5~50細胞層からなる.道管は春材では径約150μmに達するが,秋材ではその1/5に過ぎない.いずれも単独又は数個連接して木部柔組織中に存在する.木部柔組織は著しく厚化している.放射組織及び木部柔細胞にはシュウ酸カルシウムの集晶又はでんぷん粒を含む.道管にはしばしば鮮黄色又は赤褐色の樹脂状物質を含む.
用途苦味健胃
調製法6~8月に採取し,樹皮を除去し,適当な大きさに切り,輪切りまたは縦割りにし,陽乾する.
エキス収率
文献情報
処方漢方処方にはない.苦味チンキや家庭薬の原料とする.
モデル試料  
遺伝子情報  
日本薬局方情報 定量法
確認試験法
確認試験法(TLC)
乾燥減量
灰分
酸不溶性灰分
エキス含量
精油含量
純度試験
その他
NMR情報  
漢方処方情報
生物活性情報