生薬詳細
生薬名 | トウニン |
生薬英名 | Peach Kernel |
生薬ラテン名 | PERSICAE SEMEN |
生薬和名 | 桃仁 |
基原植物 | Prunus persica Batsch(モモ) , Prunus persica Batsch var. davidiana Maximowicz |
部位 | 種子 |
局方収載 | 局 |
食薬区分 | 専ら医薬品(花・葉は非医) |
生薬成分 | 青酸配糖体:amygdalin, purnasin など トリテルペノイド:24-methylenecycloartanol など ステロール:7-dehydroavenasterol, citrostadienol, β-sitosterol, campesterol など 酵素:emulsin 脂肪油 など |
成分(化合物) | Amygdalin(アミグダリン) |
性状 | 本品は偏圧した左右不均等な卵円形を呈し,長さ1.2~2cm,幅0.6~1.2cm,厚さ0.3~0.7cmである.一端はややとがり,他の一端は丸みを帯びてここに合点がある.種皮は赤褐色~淡褐色で,外面にはすれて落ちやすい石細胞となった表皮細胞があって,粉をふいたようである.また,合点から多数の維管束が途中あまり分岐することなく種皮を縦走し,その部分はくぼんで縦じわとなっている.温水に入れて軟化するとき,種皮及び白色半透明の薄い胚乳は子葉からたやすくはがれ,子葉は白色である. 本品はほとんどにおいがなく,味はわずかに苦く,油様である. 種皮の表面を鏡検〈5.01〉するとき,維管束による隆起部上の石細胞の形状は部位によりかなりの相違があり,多角形,長多角形又は鈍三角形で,その細胞膜はおおむね均等に厚く,側面視では方形,長方形又は鈍三角形を呈する. |
用途 | 漢方で消炎性駆瘀血、排膿、通経、緩下などを目標に用いる |
調製法 | |
エキス収率 | |
文献情報 | |
処方 | 芎帰調血飲第一加減,桂枝茯苓丸,桂枝茯苓丸料加薏苡仁,甲字湯,牛膝散,滋血潤腸湯,潤腸湯,秦艽防風湯,折衝飲,千金鶏鳴散,疎経活血湯,大黄牡丹皮湯,桃核承気湯,独活湯. |
モデル試料 15件 | |
遺伝子情報 | |
日本薬局方情報 | 定量法 |
確認試験法 | |
確認試験法(TLC) | |
乾燥減量 | |
灰分 | |
酸不溶性灰分 | |
エキス含量 | |
精油含量 | |
純度試験 | |
その他 | |
NMR情報 | |
漢方処方情報 | 桂枝茯苓丸 , 疎経活血湯 , 桃核承気湯 |
生物活性情報 | NO production inhibitory activity , NO production inhibitory activity , Amyloid beta cell death |