生薬名 | キョウニン |
生薬英名 | Apricot Kernel |
生薬ラテン名 | ARMENIACAE SEMEN |
生薬和名 | 杏仁 |
基原植物 |
Prunus armeniaca Linné(ホンアンズ)
,
Prunus armeniaca Linné var. ansu Maximowicz(アンズ)
,
Prunus sibirica Linné
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部位 | 種子 |
局方収載 | 局 |
食薬区分 | 専ら医薬品(カンキョウニンは非医) |
生薬成分 | 青酸配糖体:amygdalin ステロイド:estrone, estradiol-β-17-ol.
脂肪油:oleic acid など 酵素:emulsin(β-glucosaidase) など |
成分(化合物) |
Amygdalin(アミグダリン)
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性状 | 本品は偏圧した左右やや不均等な卵形を呈し,長さ1.1~1.8cm,幅0.8~1.3cm,厚さ0.4~0.7cmである.一端は鋭くとがり,他の一端は丸みを帯びてここに合点がある.種皮は褐色で,外面にはすれて落ちやすい石細胞となった表皮細胞があって,粉をふいたようである.また,合点から多数の維管束が種皮全体に分枝しながら縦走し,その部分はややくぼんで縦じわとなっている.温水に入れて軟化するとき,種皮及び白色半透明の薄い胚乳は子葉からたやすくはがれ,子葉は白色である.
本品はほとんどにおいがなく,味は苦く,油様である.
本品の表皮の外面を鏡検〈5.01〉するとき,維管束による隆起部上の石細胞の形状はほぼ一様で,有角性円形~楕円形を呈し,径60~90μmでその細胞膜は均等に厚く,側面視では鈍三角形で,細胞膜は先端部で著しく厚い. |
用途 | 鎮咳去痰薬として喘息、咳喇、呼吸困難などを目標に用いる |
調製法 | |
エキス収率 | |
文献情報 | |
処方 | 杏蘇散,桂枝加厚朴杏仁湯,桂麻各半湯,五虎湯,潤腸湯,小青竜湯合麻杏甘石湯,神秘湯,清肺湯,麻黄湯,麻杏甘石湯,麻杏薏甘湯,麻子仁丸
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モデル試料 27件 |
遺伝子情報 5件 |
日本薬局方情報 |
定量法
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確認試験法
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確認試験法(TLC)
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乾燥減量
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灰分
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酸不溶性灰分
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エキス含量
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精油含量
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純度試験
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その他
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NMR情報 1件 |
漢方処方情報 |
麻杏薏甘湯
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麻子仁丸
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生物活性情報 |
Amyloid beta cell death
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