薬用植物総合情報データベース

植物体栽培及び植物の効率的生産法

植物名コガネバナ
ラテン名Scutellaria baicalensis Georgi
種苗および品種在来種が栽培されている.
繁殖種子を用いる.
栽培適性温暖な気候を好むが,寒冷地でも栽培が可能である.収穫後速やかに調製・乾燥を行わないと変色して品質が低下するため,秋から冬にかけて晴天の多い地域に適する.
播種,定植および育苗播種期は3月下旬~4月中旬.播種量は10a当たり500 mL を標準とする(約20万粒).基肥を施して整地した後,80 cm の畝幅に3条の播き溝を作り播種する.播種後うすく覆土(2~3mm)して軽く鎮圧した後,降雨による種子の露出を防ぐため切り藁を散布する.高さが5~10cmの頃に2回程度間引きを行い,株間を15cmにする.
肥料
管理除草は適宜行う.畝間に雨水が停滞すると根腐れが発生するので,特に降雨後の排水に注意する.(1年目の地上部枯死後,株もとを動かさないように地上部を刈り取り,冬期根頭部が露出しないよう土寄せを行う.)
病害虫駆除
収穫・調製2年目の秋の地上部が黄変した頃に地上部を刈り取り,根を傷つけないように掘り取る.根頭部についている茎と細い根を取り除き,水洗後速やかに竹べらや金属製たわし(鉄製は厳禁)で剥皮し,直ちに陽乾または強制乾燥(50~60 ℃)する.乾燥した根は黄色~鮮橙黄色を呈する.剥皮後室内などに放置しておくと青緑色を帯びて商品価値が劣る.したがって陽乾を行う場合は天気の良い日に調製するのがポイントである.
収量10a当たり 200~250 kg (乾燥重量), 160~200 kg (直径5mm以上)
参考情報(生物活性)Oxygen Radical Absorbance Capacity (ORAC)法
参考情報(生物活性)ファイルコガネバナ植物体のORAC値.pdf
特性分類表 
栽培暦 
栽培方法関連データ 
表題コガネバナの特性分類表
関連データ種別その他情報
画像、ファイルコガネバナ(特性分類表).pdf
概要

表題コガネバナ栽培暦
関連データ種別その他情報
画像、ファイルコガネバナ(栽培暦).pdf
概要
栽培方法関連写真データ 
表題コガネバナの種子
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解説

表題コガネバナの発芽期(近景)
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解説

表題コガネバナの発芽期(遠景)
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解説

表題コガネバナの生育初期(近景)
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解説

表題コガネバナの生育初期(遠景)
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解説

表題コガネバナの生育盛期(1年生)
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解説

表題コガネバナの開花期(2年生)
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解説

表題コガネバナの花
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解説

表題収穫物の調製(水洗・剥皮)
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解説

表題収穫物の調製(竹べらによる剥皮)
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解説

表題生薬
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解説
種子発芽情報データ 
備考
備考ファイル