薬用植物総合情報データベース

植物体栽培及び植物の効率的生産法

植物名キキョウ
ラテン名Platycodon glandiflorum (Jacq.) A. DC.
種苗および品種在来種が栽培されている.
繁殖種子を用いる.
栽培適性山地あるいは丘陵地の草原に自生し,土質は排水の良い砂質壌土が適している.
播種,定植および育苗播種は関東地方では3月下旬から4月中旬であるが,暖地では半月ほど早くなり, 寒地では半月ほど遅くなる.発芽温度は15°前後である.播種量は10a当り1kg程 度である.畑は標準的には基肥として10a当り堆肥400 kg, 菜種油粕40 kg,化成肥料(15- 15 - 15)30 kg 程度で畦幅70 cm に整地する.種子は2条に播種し,種子がわずかに 隠れる程度に覆土し,鎮圧する.もみがら,切り藁などを散布して乾燥を防ぐと良い.
肥料
管理発芽は通常,播種後20~25日かかるが,細土と混合して貯蔵した種子は10~15日 で発芽する.苗が2~3cmに伸びた頃,除草とともに1回目の間引きを行う.さらに, 苗が5~6cmに伸びた頃,除草とともに2回目の間引きを行う.このときの株間は 15~20cm程度とする.初冬に茎を刈り,土寄せする.翌春萌芽の頃,第1回中耕を行 う.除草は随時行う.7,8月の花の咲く前に,花茎を切り取り根の肥大を助長する.
病害虫駆除病害は少ないが,排水不良地や肥料過多のときにべ卜病や根腐れを起こすことが ある.虫害は夏期にウリバエの成虫が花蕾や葉を食害する.また,ハダニが付くこと もある.
収穫・調製1年生または2年生根を収穫する.収穫方法は茎を刈り取った後,掘り起こす. 収穫は地上部が枯れる秋から萌芽の始まる直前までに行う.根は水洗いし, 側根を取り除き,竹ベラで皮を剥いで乾燥する.
収量10a当り約110~200 kg である.
参考情報(生物活性)
参考情報(生物活性)ファイル
特性分類表 
表題キキョウの特性分類表
画像、ファイル キキョウ(特性分類表).pdf
備考
栽培暦 
表題キキョウ栽培暦
画像、ファイル キキョウ(栽培暦).pdf
備考
栽培方法関連データ 
栽培方法関連写真データ 
表題キキョウの種子
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解説

表題キキョウの生育初期
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解説

表題キキョウの生育盛期
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解説

表題キキョウの花
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解説

表題キキョウの収穫物
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解説

表題生薬
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解説
種子発芽情報データ 
備考
備考ファイル