薬用植物総合情報データベース

植物体栽培及び植物の効率的生産法

植物名スペインカンゾウ
ラテン名Glycyrrhiza glabra Linne
種苗および品種 栽培品種や系統はない.
繁殖 種子繁殖も可能であるが,種子の確保が困難であり,また,種子は乾燥すると硬実性があり,発芽率が低いため,通常ストロンにより繁殖する.
栽培適性 アルカリ土壌に自生するが,砂土や赤土,火山灰土壌でも良好な生育を示し,生育適応土壌の範囲は広い.根は主根が地中深く伸長するため,風通しが良く,排水良好で耕土の深い地に適する.
播種,定植および育苗 ストロンの定植は4月中旬~下旬(寒冷地では5月上旬~中旬)に行う.基肥を施用し耕した後,整地の終わった畑に条間80 cmで浅く溝を切り,長さ15~20 cmに切ったストロンを株間50 cmに定植する.
肥料
管理 中耕および除草は適宜行う.
病害虫駆除 生育期間を通じハダニやアブラムシの発生がみられる.
収穫・調製 定植後3年目以降の11月頃(寒冷地では9月下旬~10月上旬),地上部を刈り取った後,プラウで1m近く土壌を起こし,その後人力で採根する.水洗後,根とストロンに分けて速やかに天日乾燥する.
収量 3年生株の根とストロン合計乾燥物で10 a当たり,450~700 kg である.
参考情報(生物活性)
参考情報(生物活性)ファイル
特性分類表 
表題
画像、ファイル
備考
栽培暦 
表題
画像、ファイル
備考
栽培方法関連データ 
栽培方法関連写真データ 
表題カンゾウの種子
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解説

表題定植用ストロン
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解説

表題カンゾウの萌芽期(1年生)
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解説

表題カンゾウの萌芽期(3年生)
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解説

表題カンゾウの生育盛期(3年生)
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解説

表題カンゾウの花
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解説

表題カンゾウの未熟さや果
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解説

表題カンゾウの成熟さや果
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解説

表題収穫作業
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解説

表題掘り上げられた地上部
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解説

表題収穫物(3年生)
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解説

表題生薬
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解説
種子発芽情報データ 
備考
備考ファイル