薬用植物総合情報データベース

植物体栽培及び植物の効率的生産法

植物名カキドオシ
ラテン名Glechoma hederacea Linn. subsp. grandis (A. Gray) Hara
種苗および品種 品種はない.在来種(野生株)が用いられる.
繁殖 挿し木,株分け,種子で可能であるが,株分けが一般的である.花が修了した後に2~3節付けた茎を挿し木すると3週間で発根し,定植用の苗として用いる事が出来る.
栽培適性 生育適正地域,土壌の範囲は広いが,排水良好の地に適する.日当たりの悪い場所でも生育するが,良好な場所に比べて生育量は低下する.
播種,定植および育苗 花が終わった時期,暖地では5月中旬~6月上旬,寒冷地では6月中旬~下旬に株分けし定植する.整地が終わった圃場に,条間1 m,株間1.5~2 mで定植(10 a当たり666~1,000株)する.
肥料
管理 適宜,除草中耕を行う.
病害虫駆除 特に重篤な病害虫はない.
収穫・調製 植え付け2年目以降の開花後期に地ぎわから地上部を刈り取り,束ねて直射日光の当たらない場所で吊るして乾燥するか,うすく広げて日陰で乾燥させ,少し乾燥させた後葉についた土砂を落とし,その後乾燥して仕上げる.雑草,夾雑物を取り除く.緑色が残ったものが良品である.
収量 北海道名寄市の事例では,10 a当たりの収量は2年生で700~1,000 kg(生),200~280 kg(乾燥)である.
参考情報(生物活性)
参考情報(生物活性)ファイル
特性分類表 
表題
画像、ファイル
備考
栽培暦 
表題
画像、ファイル
備考
栽培方法関連データ 
栽培方法関連写真データ 
表題カキドオシの挿し木繁殖苗
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解説

表題カキドオシ株分け苗
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解説

表題カキドオシの種子(6月下旬~7月上旬)
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解説マス目:1 mm

表題カキドオシ花期(収穫期) 定植2年生株
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解説

表題カキドオシの花(近景)
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解説

表題カキドオシの花(遠景)
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解説

表題カキドオシの生育盛期(夏期)定植2年生株(近景)
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解説

表題カキドオシの生育盛期(夏期)定植2年生株(遠景)
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解説

表題収穫物(乾燥物)
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解説

表題生薬:レンセンソウ(市販品)
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解説
種子発芽情報データ 
備考
備考ファイル