薬用植物総合情報データベース

植物体栽培及び植物の効率的生産法

植物名ゲンノショウコ
ラテン名Geranium thunbergii Siebold et Zuccarini
種苗および品種野生種が栽培されている.
繁殖種子及び株分けで行う.
栽培適性広い地域に適する.夏期の乾燥は生育を阻害するため適度の雨量のあることが好ましい.
播種,定植および育苗種子による育苗:冷床に種子を播き,育苗する.秋播きでは10月上旬~11月上旬に,春播きでは3月中旬~4月中旬に播種する.圃場10a当たりの苗床は,40 ㎡を用意し,肥料は堆肥20 kg, 菜種油粕を4kg施す.必要な種子の量は約200 g(約250cc)である.  株分けによる育苗:栽培1年目以降の収穫後,秋あるいは春に株を掘り上げ,親株の周りから出ている芽を分割し,移植苗とする. 定植は秋植えでは10月,春植えでは3月中旬~4月中旬に行う.畝幅70 cm, 株間30~45 cm で,実生苗は1株に2~3本をまとめて植える.土壌の乾燥,葉裏への泥の付着を防ぎ,さらには雑草の発生を抑えるため,ビニールマルチや敷ワラが効果的である.
肥料
管理泥はね防止の意味で,モミガラあるいは切りワラを敷く.
病害虫駆除ウドンコ病
収穫・調製1年生では7月下旬に開花を始め,8月中旬にはほとんどの株が開花する.収穫は開花初期の7月下旬~8月中旬に行う.2年生では開花期及び収穫期が2週間ほど早まる.収穫は晴天日に行い,2節程度を残して地上部を刈り取る.刈り取り後,1~2日畑に広げて日に干す.その後,束ねて風通しの良い所で吊るして陰干する.乾燥中に雨または露に当てると緑色の葉が退色し,品質が低下するので注意する.
収量乾燥収量は10a当たり,1年生200~300 kg, 2年生300~400 kg である.3年目以降は欠株が見られることがあり,2年ごとに定植し,株を更新したほうがよい.
参考情報(生物活性)
参考情報(生物活性)ファイル
特性分類表 
表題ゲンノショウコの特性分類表
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備考

表題ゲンノショウコの特性分類表
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備考

表題ゲンノショウコの特性分類表
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備考
栽培暦 
表題ゲンノショウコ栽培暦
画像、ファイル ゲンノショウコ(栽培暦).pdf
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栽培方法関連データ 
栽培方法関連写真データ 
種子発芽情報データ 
備考
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