薬用植物総合情報データベース

植物体栽培及び植物の効率的生産法

植物名ヒロハセネガ
ラテン名Polygala senega L. var. latifolia Torr. et A. Gray
種苗および品種在来種が栽培されている.
繁殖通常,種子による.苗の移植も可能(株分けはできない). 発芽適温は15 ℃前後.
栽培適性寒冷地が適切と考えられるが,適応性が高いので北海道から九州まで栽培可能. 乾燥した土地を嫌うが,過湿地も良くない,強い日差しを嫌うが,遮光の必要はな い.
播種,定植および育苗通常3月下旬に播種し,覆土は薄くする.乾燥防止のため薄く敷き藁を施す.春先に乾燥する地域では,むしろ秋に播種した方が生育が良くなる.1m幅の床と30 cm の通路を作り,1床4条播きとする.播種量は5~8L(2~3 kg)/10 a,密植栽培の場合は,20 L/10 a の報告もみられる.
肥料
管理播種後,2週間前後で発芽が観察されるので,芽を傷めないように敷き藁を取り除く.6月までに株間を2~3cmに間引く.収量をあげるには密植にした方が良いが,株が小さくなり欠株を生じやすい.6月以降,雑草と乾燥を防ぐため,切り藁マルチをする.
病害虫駆除カブラヤガ,アブラムシによる被害がみられる.梅雨時に黒根病がみられる.
収穫・調製1年目の晩秋に収穫するが,2年根を収穫する場合もある.収穫は,落葉後の11月頃,土を落とし地上部を切り落とす.水に触れると成分のサポニンが融け出すので,手早く水洗いし,風通しの良い場所で天日乾燥する.曲げて折れる程度になれば完成である.歩留まりは約30%.
収量
参考情報(生物活性)
参考情報(生物活性)ファイル
特性分類表 
表題ヒロハセネガの特性分類表
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備考
栽培暦 
表題ヒロハセネガの栽培暦
画像、ファイル
備考
栽培方法関連データ 
栽培方法関連写真データ 
表題ヒロハセネガの種子
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解説

表題播種直後の敷き藁の様子
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解説

表題ヒロハセネガの発芽期(一年生)
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解説

表題ヒロハセネガの開花期(一年生)
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解説

表題ヒロハセネガの花(一年生)
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解説

表題ヒロハセネガの花(二年生)
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解説

表題ヒロハセネガの結実期(一年生)
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解説

表題ヒロハセネガの収穫期(一年生)
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解説

表題収穫物(一年生)
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解説

表題ヒロハセネガの萌芽期(二年生)
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解説

表題収穫物(二年生)
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解説

表題生薬
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解説
種子発芽情報データ 
備考
備考ファイル