薬用植物総合情報データベース

植物体栽培及び植物の効率的生産法

植物名カワラヨモギ
ラテン名Artemisia capillaris Thunberg
種苗および品種在来種が栽培されている.
繁殖河岸に自生するものは直立,海岸に自生するものはほ伏状の草姿を示す傾向がみられる.頭花の形は開花ステージにより変化し,頭花の幅には変化がみられないものの開花が進むにつれて長さが大きくなり,球形から卵形に変化する.直立型の頭花は球形,ほ伏型の頭花は卵形であるが,花粉の飛散がみられる時期を過ぎると両者の形に差は認められなくなる.
栽培適性砂地に自生するが,砂地や赤土ばかりでなく黒ボク土,褐色森林土などの火山灰 土壌でも良好な生育を示し,生育適応土壌の範囲は広い.根は主根が地中深く伸長するため,苗を移植すると断根の影響でその後の生育は遅延し,1年目秋の花穂重量は低下する.2年目には回復し,直播栽培との生育量の差は消失するが,2年間の栽培を考えると直播栽培が適している.
播種,定植および育苗3月下旬~4月中旬(寒冷地では5月上旬)に行う.基肥として10a当たり,堆肥500~1,000 kg, 苦土石灰60~100 kg, 菜種油粕20 kg を全層に施し,耕した後整地の終わった畑に,条間60~70 cm で浅く溝を切り,1a当たり14~20gの種子(100粒重, 5.2 mg)を土と混合させ条播する.播種後軽く鎮圧する.約10日後から発芽がみられ,その後約3週間目で発芽は終了する.
肥料
管理発芽後間引きを行い,最終的に株間を10 cm にする.間引き作業は6月下旬~7月初旬までに終了する.
病害虫駆除発芽後から6月にかけてカブラヤガによる被害がみられ,梅雨期から夏期にかけて立枯れ症状の病気の発生がみられる.生育期間を通じアブラムシの発生がみられる.
収穫・調製播種した年の9~10月,花粉の飛散が認められた後10~14日目頃を目安に地上部を刈り取り,できるだけ葉や花序軸が混じらないように花穂だけを取った後,すみやかに乾燥させる.乾燥は天日,日陰または40~50℃の温風で行ってもクマリン類含量に及ぼす影響は少ない.刈り取りが遅れ種子が混じるようになるとカピラリシン含量が低下する.
収量1年生乾燥物で10a当たり, 250~320 kg, 2年生で400~500 kg である.
参考情報(生物活性)
参考情報(生物活性)ファイル
特性分類表 
表題カワラヨモギの特性分類表
画像、ファイル カラヨモギ(特性分類表).pdf
備考
栽培暦 
表題カワラヨモギ栽培暦
画像、ファイル カワラヨモギ(栽培暦).pdf
備考
栽培方法関連データ 
栽培方法関連写真データ 
表題カワラヨモギの種子
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解説

表題カワラヨモギの発芽期
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解説

表題カワラヨモギの生育初期
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解説

表題カワラヨモギの生育中期
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解説

表題カワラヨモギの生育盛期
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解説

表題カワラヨモギの開花期
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解説

表題
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解説

表題カワラヨモギの収穫期
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解説

表題収穫物の乾燥
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解説

表題生薬
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解説

表題カワラヨモギの直立型(河岸自生株)
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解説

表題カワラヨモギのほ伏型(海岸自生株)
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解説
種子発芽情報データ 
備考
備考ファイル