表題 | ヨロイグサの特性分類表 |
画像、ファイル | ヨロイグサ(特性分類表).pdf |
備考 |
植物体栽培及び植物の効率的生産法
植物名 | ヨロイグサ | ||||||
ラテン名 | Angelica dahurica (Fisch.) Benth. et Hook. fil. | ||||||
種苗および品種 | 特に品種として命名されたものはない. | ||||||
繁殖 | 種子を用いる. | ||||||
栽培適性 | 冷涼地で,耕土の深い土壌の場所がよく,乾燥しすぎる場所は不向きである. | ||||||
播種,定植および育苗 | 2年生栽培と1年生栽培がある.2年生栽培では苗床で1年間育苗後に本圃に定植する. 播種法はできるだけ厚播きにならないように散播した後,薄く覆土する.発芽適温は 15~20℃で,20日くらいで発芽する.苗床の面積10 ㎡当たり200~250 gの割合で播種す る.本圃10aに要する苗床の面積は30~35 ㎡である.1年生栽培ではセルトレイに播種して育苗し(北海道では4月上旬~中旬に播種,無加温 ビニールハウス内で育苗),6月上旬~中旬までに圃場に定植する.2年生栽培では春植えを行う.播種の翌春のできるだけ早い時期に行うのが良く,暖 地では3月~4月,北海道では4月下旬~5月上旬に植え付けを行う.栽植密度は条間70 cm, 株間20~30 cmが適当である.植え付けの方法は条を深めに切り,あらかじめ選別し た苗を1本ずつ条の中に寝かせ,足で苗の中間まで踏みつける.根頭部を上向きとし, 地上部に出ないように注意する.苗の選別が大切で,根頭径が4.5 mm~6.9 mm程度の苗を植える.苗が不足する場合は根頭径3~4.4 mm程度の苗を植える.根頭径が7 mm以上の 苗は抽苔しやすいために避ける.乾燥に弱いため,定植後,乾燥が続く場合はスプリン クラー等で灌水を行う. 1年生栽培では育苗したセル苗を6月上旬~中旬に, 圃場に条間70 cm, 株間20~25 cm の間隔で定植する.セル苗移植用機械で移植を行うと、短時間で作業を行うことができる. | ||||||
肥料 | |||||||
管理 | 中耕・除草は苗の活着後数回行う. | ||||||
病害虫駆除 | キハゲハの幼虫がみられる. | ||||||
収穫・調製 | 収穫の適期は茎葉が黄変し始めた頃で,北海道では10月中旬~11月上旬,暖地では11月中旬~下旬である.土を軽く落として,茎葉の部分を合わせ,束にして,ハサ掛け して乾燥させる.凍結するおそれのある場合は乾燥ハウス内で乾燥させる.北海道では 水分含量が18~20 %になったら,乾燥機で仕上げ乾燥する.根は吸湿性があり,カビ が発生しやすいので,乾燥した涼しい場所で保管する.自然乾燥を行うことにより(低 温に当たる), ショ糖を生成し,希エタノールエキス含量が増加することが明らかになっている. | ||||||
収量 | 10a 当たりの乾燥根の収量は1年生で200~500 kg,2年生で300~500 kgである. | ||||||
参考情報(生物活性) | |||||||
参考情報(生物活性)ファイル | |||||||
特性分類表 | |||||||
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栽培暦 | |||||||
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栽培方法関連データ | |||||||
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栽培方法関連写真データ | |||||||
種子発芽情報データ | |||||||
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備考 | |||||||
備考ファイル |