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定量法詳細

生薬名センナ
試験名称定量法
分析条件本品の粉末約0.5gを精密に量り,共栓遠心沈殿管に入れ,薄めたメタノール(7→10)25mLを加え,30分間振り混ぜ,遠心分離し,上澄液を分取する.残留物は薄めたメタノール(7→10)10mLずつで2回10分間振り混ぜて遠心分離し,上澄液を分取する.全抽出液を合わせ,薄めたメタノール(7→10)を加えて正確に50mLとし,試料溶液とする.別にセンノシドA標準品(別途水分を測定しておく)約10mgを精密に量り,炭酸水素ナトリウム溶液(1→100)に溶かし,正確に20mLとし,標準原液(1)とする.また,センノシドB標準品(別途水分を測定しておく)約10mgを精密に量り,炭酸水素ナトリウム溶液(1→100)に溶かし,正確に20mLとし,標準原液(2)とする.標準原液(1)5mL及び標準原液(2)10mLを正確に量り,メタノールを加えて正確に50mLとし,標準溶液とする.試料溶液及び標準溶液10μLずつを正確にとり,次の条件で液体クロマトグラフィー〈2.01〉により試験を行い,試料溶液のセンノシドA及びセンノシドBのピーク面積ATa及びATb並びに標準溶液のセンノシドA及びセンノシドBのピーク面積ASa及びASbを測定する.次式によりセンノシドA及びセンノシドBの量を求め,それらの合計を総センノシドの量とする.
センノシドA(C42H38O20)の量(mg)
=MSa × ATa/ASa × 1/4
センノシドB(C42H38O20)の量(mg)
=MSb × ATb/ASb × 1/2
MSa:脱水物に換算したセンノシドA標準品の秤取量(mg)
MSb:脱水物に換算したセンノシドB標準品の秤取量(mg)
試験条件
検出器:紫外吸光光度計(測定波長:340nm)
カラム:内径4.6mm,長さ15cmのステンレス管に5μmの液体クロマトグラフィー用オクタデシルシリル化シリカゲルを充てんする.
カラム温度:50℃付近の一定温度
移動相:薄めたpH5.0の1mol/L酢酸・酢酸ナトリウム緩衝液(1→10)/アセトニトリル混液(17:8)1000mLに臭化テトラn-ヘプチルアンモニウム2.45gを加えて溶かす.
流量:センノシドAの保持時間が約26分になるように調整する.
システム適合性
システムの性能:標準溶液10μLにつき,上記の条件で操作するとき,センノシドB,センノシドAの順に溶出し,その分離度は15以上で,センノシドAのピークの理論段数は8000段以上である.
システムの再現性:標準溶液10μLにつき,上記の条件で試験を6回繰り返すとき,センノシドAのピーク面積の相対標準偏差は1.5%以下である.
備考