薬用植物総合情報データベース

各種試験法詳細

生薬名キョウニン
試験名称確認試験法(TLC)
分析条件本品をすりつぶし,その1.0gをとり,メタノール10mLを加え,直ちに還流冷却器を付け,水浴上で10分間加熱し,冷後,ろ過し,ろ液を試料溶液とする.別に薄層クロマトグラフィー用アミグダリン2mgをメタノール1mLに溶かし,標準溶液とする.これらの液につき,薄層クロマトグラフィー〈2.03〉により試験を行う.試料溶液及び標準溶液20μLずつを薄層クロマトグラフィー用シリカゲルを用いて調製した薄層板にスポットする.次に酢酸エチル/メタノール/水混液(20:5:4)を展開溶媒として約10cm展開した後,薄層板を風乾する.これに紫外線(主波長365nm)を照射するとき,Rf値0.7付近に青白色の蛍光を発するスポットを認める.また,噴霧用チモール・硫酸・メタノール試液を均等に噴霧し,105℃で5分間加熱するとき,試料溶液から得た数個のスポットのうち1個のスポットは,標準溶液から得た赤褐色のスポットと色調及びRf値が等しい.
備考Merck社製とWako社製TLC plateの比較および、7cmと10cm展開の比較

画像データ
画像モデル試料のTLC画像と比較する
備考紫外線(主波長365nm) Merck 社製 TLC plate(7cm展開) Rf値 0.67(青白色) 展開時間 15分 標準 アミグダリン(Amygdalin) ①中国・河北(2009年9月入手) ②中国・陝西(2003年11月入手)

画像モデル試料のTLC画像と比較する
備考紫外線(主波長365nm) Merck 社製 TLC plate(10cm展開) Rf値 0.67(青白色) 展開時間 24分 標準 アミグダリン(Amygdalin) ①中国・河北(2009年9月入手) ②中国・陝西(2003年11月入手)

画像モデル試料のTLC画像と比較する
備考紫外線(主波長365nm) Wako 社製 TLC plate(7cm展開) Rf値 0.65(青白色) 展開時間 11分 標準 アミグダリン(Amygdalin) ①中国・河北(2009年9月入手) ②中国・陝西(2003年11月入手)

画像モデル試料のTLC画像と比較する
備考紫外線(主波長365nm) Wako 社製 TLC plate(10cm展開) Rf値 0.64(青白色) 展開時間 18分 標準 アミグダリン(Amygdalin) ①中国・河北(2009年9月入手) ②中国・陝西(2003年11月入手)

画像モデル試料のTLC画像と比較する
備考Merck 社製 TLC plate(7cm展開) Rf値 0.31(赤褐色) 展開時間 15分 標準 アミグダリン(Amygdalin) ①中国・河北(2009年9月入手) ②中国・陝西(2003年11月入手)

画像モデル試料のTLC画像と比較する
備考Merck 社製 TLC plate(10cm展開) Rf値 0.30(赤褐色) 展開時間 24分 標準 アミグダリン(Amygdalin) ①中国・河北(2009年9月入手) ②中国・陝西(2003年11月入手)

画像モデル試料のTLC画像と比較する
備考Wako 社製 TLC plate(7cm展開) Rf値 0.33(赤褐色) 展開時間 11分 標準 アミグダリン(Amygdalin) ①中国・河北(2009年9月入手) ②中国・陝西(2003年11月入手)

画像モデル試料のTLC画像と比較する
備考Wako 社製 TLC plate(10cm展開) Rf値 0.33(赤褐色) 展開時間 18分 標準 アミグダリン(Amygdalin) ①中国・河北(2009年9月入手) ②中国・陝西(2003年11月入手)