各種試験法詳細
生薬名 | トウニン |
試験名称 | 確認試験法(TLC) |
分析条件 | 本品をすりつぶし,その1.0gをとり,メタノール10mLを加え,直ちに還流冷却器を付け,水浴上で10分間加熱し,冷後,ろ過し,ろ液を試料溶液とする.別に薄層クロマトグラフィー用アミグダリン2mgをメタノール1mLに溶かし,標準溶液とする.これらの液につき,薄層クロマトグラフィー〈2.03〉により試験を行う.試料溶液及び標準溶液10μLずつを薄層クロマトグラフィー用シリカゲルを用いて調製した薄層板にスポットする.次に酢酸エチル/メタノール/水混液(20:5:4)を展開溶媒として約10cm展開した後,薄層板を風乾する.これに噴霧用チモール・硫酸・メタノール試液を均等に噴霧し,105℃で5分間加熱するとき,試料溶液から得た数個のスポットのうち1個のスポットは,標準溶液から得た赤褐色のスポットと色調及びRf値が等しい. |
備考 | Merck社製とWako社製TLC plateの比較および、7cmと10cm展開の比較 |
画像データ
画像 | モデル試料のTLC画像と比較する |
備考 | Merck 社製 TLC plate(7cm展開) Rf値 0.31(赤褐色) 展開時間 15分 標準 アミグダリン(Amygdalin) ①中国・陝西(2009年11月入手) ②中国・山西(2007年5月入手) ③中国・甘粛(2005年8月入手) |
画像 | モデル試料のTLC画像と比較する |
備考 | Merck 社製 TLC plate(10cm展開) Rf値 0.29(赤褐色) 展開時間 24分 標準 アミグダリン(Amygdalin) ①中国・陝西(2009年11月入手) ②中国・山西(2007年5月入手) ③中国・甘粛(2005年8月入手) |
画像 | モデル試料のTLC画像と比較する |
備考 | Wako 社製 TLC plate(7cm展開) Rf値 0.35(赤褐色) 展開時間 11分 標準 アミグダリン(Amygdalin) ①中国・陝西(2009年11月入手) ②中国・山西(2007年5月入手) ③中国・甘粛(2005年8月入手) |
画像 | モデル試料のTLC画像と比較する |
備考 | Wako 社製 TLC plate(10cm展開) Rf値 0.32(赤褐色) 展開時間 18分 標準 アミグダリン(Amygdalin) ①中国・陝西(2009年11月入手) ②中国・山西(2007年5月入手) ③中国・甘粛(2005年8月入手) |