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植物詳細

植物名サフラン
ラテン名Crocus sativus Linne
科名Iridaceae
和科名アヤメ科
一般名サフラン
一般英名
品種等
分類多年生草本
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形態的特徴 高さ約15cm,球茎は径3.0〜4.5cm,先端部には葉残基の繊維が冠状に付き,下部にひげ根がある.葉は多数叢 生し,狭線形,緑色.主脈は灰緑色を呈し,花後伸長して長さ30〜40cmとなる.基部の苞は長さ約5cmである.花は短い新葉の間に1〜3個生じる.花被片は6枚で,長楕円形〜卵形,淡紫色,基部は筒状となり濃赤紫色で軟毛がある.おしべ3本,めしべの花柱は濃紅色,上部で3本に分かれ,垂下し,先端(柱頭部)はややラッパ状に広がり,乳頭状突起がある.
生態的特徴 地中海沿岸からインドに至る地域に原産する.球茎は秋に萌芽,発根し,10〜11月頃に淡紫紅色の花を咲かせる.冬期に葉を伸長して生育し,4月下旬〜5月中旬に葉が枯れる.地下では球茎を分球させる.
生育特性 
寒さの区分III〜V日照条件II〜IV
暖かさの区分75〜170土壌分類II, III
土壌適正排水の良い場所に適し,埴壌土〜埴土に適する. 肥沃地にも適する.
遮光不要
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文献情報 
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生薬名 サフラン
組織培養物及び効率的増殖法
植物体栽培及び植物の効率的生産法 栽培情報
さく葉標本情報
トランスクリプトーム・ゲノミクス情報
稀少植物情報
保有資源情報
導入年 保有研究部 導入番号
1979筑波研究部0428-79TS