薬用植物総合情報データベース

植物詳細

植物名オオバナオケラ
ラテン名Atractylodes ovata DC.
科名Compositae
和科名キク科
一般名オオバナオケラ
一般英名
品種等
分類多年生草本
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形態的特徴 根茎から多数の茎が立ち,草丈は60~80cmとなる.茎は細く,各茎は5~20本の分枝を着生する.葉は互生し,ほとんど無柄,卵状ひ針形~長楕円形で長さ6~8cm,幅1.5~2cm,単葉で全縁または羽状に浅裂~中裂する.9月~10月に頭状花序を頂生し,小花の花冠は白色~帯紅色の管状で,単性花(雌花)である.根茎は通常不整塊形を呈する.
生態的特徴 日当たりが良くやや乾燥する肥沃な砂壌土に適する.地下水位の高い所や排水不良地は避けたほうが良い.植物は耐寒性がやや高く,耐旱性はかなり高い.なお,白朮の基原植物であるオケラ及びオオバナオケラと生態を比較すると,萌芽はホソバオケラが最も早く,オケラがこれに次ぎ,オオバナオケラが最も遅い.一方,開花はオケラが早く,ホソバオケラ,オオバナオケラと続く.
生育特性 
寒さの区分I~IV日照条件II~IV
暖かさの区分55~120土壌分類I~III
土壌適正排水の良い場所に適する. 過湿,特に停滞水を嫌う. 砂壌土に適する. 肥沃地に適するが,やせ地でも栽培可能である.
遮光不要
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文献情報 
Studennikova, L. D. et al., Chemical study of essential oil from Atractylodes ovataa. Rastitel'nye Resursy (1971), 7(3), 396-400.
Studennikova, L. D. et al., Chemical composition of Atractylodes ovata. II. Aptechnoe Delo (1966), 15(5), 27-32.
Studennikova, L. D. et al., The chemical composition of Atractylodes ovata. I. Aptechnoe Delo (1965), 14(6), 23-6.
生薬名 ビャクジュツ
組織培養物及び効率的増殖法
植物体栽培及び植物の効率的生産法 栽培情報
さく葉標本情報
トランスクリプトーム・ゲノミクス情報
稀少植物情報
保有資源情報
導入年 保有研究部 導入番号
1989種子島研究部0219-89TN
1991北海道研究部13118-91HK
1994筑波研究部0018-94TS