薬用植物総合情報データベース

植物詳細

植物名ハシリドコロ
ラテン名Scopolia japonica Maxim.
科名Solanaceae
和科名ナス科
一般名ハシリドコロ
一般英名
品種等
分類多年生草本
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形態的特徴 根茎はくびれのある太い塊で先端に茎を生じ,早春に帯紫色の若い葉をつけるが次第に緑色となる.全株無毛で,茎は約40cm.葉は互生し,有柄,狭楕円形,春に紫黄色で先が五浅裂する鐘形の花を腋生する.地上部は夏期に枯死する.
生態的特徴 本州,四国,九州に自生する日本特産種.山地の渓谷沿いの湿地や湿った木陰などに自生する.地上部は夏期に枯死するため,野生品の採集には注意を要する.栽培は生育に10年以上要するため経済的に難しい.国内では,群馬,埼玉,長野,福井,徳島にわずかに産出する.
生育特性 
寒さの区分II~IV日照条件II~IV
暖かさの区分75~120土壌分類II~III
土壌適正腐植質に富み排水良好で肥沃な土壌の陰地に適する.
遮光必要
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写真ライブラリー写真ライブラリー
文献情報 
Fujita, M. et al., Cultivation of Scopolia japonica. I. Assay of constituents in the wild rhizomes. Yakugaku Zasshi (1951), 71, 1229-31.
生薬名 ロートコン
組織培養物及び効率的増殖法
植物体栽培及び植物の効率的生産法
さく葉標本情報
トランスクリプトーム・ゲノミクス情報
稀少植物情報
保有資源情報
導入年 保有研究部 導入番号
1974北海道研究部6815-74HK
1979筑波研究部0637-79TS