薬用植物総合情報データベース

植物詳細

植物名キハダ
ラテン名Phellodendron amurense Ruprecht
科名Rutaceae
和科名ミカン科
一般名キハダ
一般英名
品種等
分類落葉樹
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形態的特徴 落葉性の高木で,高さ25mに達する.太い幹は厚いコルクで覆われて黒みを帯び,多数の縦溝がある.葉は対生し,奇数羽状複葉で長さ20~40cm,小葉は2~6対,狭卵状~卵状長だ円形で長さ5~10cm,尾状鋭尖頭,はじめ葉縁に毛があり,後に無毛または下面基部にやや毛がのこる,上面は暗緑色,下面は粉白色である.初夏,細毛のある円すい花序を枝端に生じ黄緑色の小花を付ける.雌雄異株.石果はほぼ球形,径約1cmで,黒熟する.
生態的特徴 日本では北海道から九州まで広く分布しており,広葉落葉樹林帯に混成している.本州においては,主に海抜500m~1,500mの山地にみられる.生育地は日当たりの良い山地で,やや湿気のある肥沃地や谷間,及びこれに接する傾斜地を好む.典型的な陽樹で日当たりが悪いと生育が遅れ,幼樹の場合では枯死することもある.成長は早く萌芽性が強い.
生育特性 
寒さの区分I〜V日照条件II〜IV
暖かさの区分45~140土壌分類I~III
土壌適正排水が良く保水力の強い場所に適する.腐植壌土,砂壌土に適する.肥沃地に適する.
遮光不要
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文献情報 
Ida, Y. et al., Phenolic constituents of Phellodendron amurense bark. Phytochemistry (1994), 35(1), 209-15.
Kaku, T. et al., Obacunone, abaculactone and a new constituent in Phellodendron amurense Rupr. II. Yakugaku Zasshi (1935), 55, 222-3.
Kaku, T. et al., Constituents of Korean Phellodendron amurense Rupr. Yakugaku Zasshi (1932), 52, 593-602.
Fujita, A. et al., Constituents of Phellodendron amurense Rupr. I. Obaculactone. Yakugaku Zasshi (1931), 51, 506-9.
Murayama, Y. et al., Constituents of Phellodendron amurense Rupr. I. Yakugaku Zasshi (1927), No. 550, 1035-40.
生薬名 オウバク
組織培養物及び効率的増殖法 Phellodendron_amurense-Ref-1 , Phellodendron_amurense-Ref-2 , Phellodendron_amurense-Ref-3
植物体栽培及び植物の効率的生産法 栽培情報
さく葉標本情報
トランスクリプトーム・ゲノミクス情報
稀少植物情報
保有資源情報
導入年 保有研究部 導入番号
1968種子島研究部0065-68TN
1987種子島研究部0009-87TN
1992北海道研究部13268-92HK
1992北海道研究部13269-92HK
1994種子島研究部0072-94TN
2001筑波研究部0245-01TS
2003北海道研究部14977-03HK