植物名 | |
ラテン名 | Notopterygium incisum Ting ex H. T. Chang |
文献コード | Notopterygium_incisum-Ref-1 |
出典(著者,雑誌,巻号頁,発行年) | Zhu WT et al., Plant Cell, Tissue and Organ Culture (PCTOC) 135: 559-563 (2018) |
要約(和訳) | 需要増加と遺伝資源保存のゴールへの取り組みとして、絶滅危惧の固有の薬用植物であるNotopterygium incisumの植物組織培養による効率的増殖システムを確立した。最適なカルス誘導は、1.5 mg/L 2,4-dichlorophenoxyacetic acid (2,4-D) と0.2 mg/L 6-benzylaminopurine (BAP) を添加したMurashige and Skoog (MS) 培地で得られ、カルス誘導率とカルスの成長はそれぞれ84.44%、0.67 gであった。最も高いシュート再生率(76.97%)とカルスあたりの再生シュート数(3.6本)は、1.5 mg/L BAPと0.2 mg/L naphthalene acetic acid (NAA) を添加したMS培地で得られた。最大のシュートあたりの発根数(18.6本)と最高の発根率(92.28%)が得られた0.6 mg/l indole-3-butyric acid (IBA)を添加したHalf-strength MS培地を最適な発根培地と決定した。再生植物体を標高3200 mの圃場に移植したところ、83.3%の生存率が得られた。HPLC分析の結果、3年生の再生植物体の根茎のnotopterolとisoimperatorin含量(それぞれ3.84 mg/gと4.05 mg/g)は、市場流通生薬よりも高かった。本植物の植物組織培養での完全な再生に関するこの初めての報告は、この貴重で希少な絶滅に瀕した薬用植物の迅速な大量増殖や保存方法を提供できる。 |
目的 | |
材料(品種,系統,産地,由来) | |
外植片 | |
初期培養 | |
シュート増殖 | |
発根 | |
馴化条件 | |
鉢上げ・定植 | |
栽培条件 | |
再生植物体の形質 | |
分析した成分 | |
成分の抽出法 | |
分析法 | |
備考 | |