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組織培養物及び効率的増殖法_文献

植物名ショウガ
ラテン名Zingiber officinale Roscoe
文献コードZingiber_officinale-Ref-5
出典(著者,雑誌,巻号頁,発行年)Zheng Y., et al., Acta Physiol Plant 30: 513-519 (2008)
要約(和訳)本研究では、the quadratic saturation 310 D-optimal design methodを用い、ショウガのミクロ根茎生産に対するkinetin (KT)、gibberellic acid (GA)及びnaphthalene acetic acid (NAA) の効果を調べた。根茎誘導に対するGAの効果は、KT及びNAAよりも大きかった。組織培養条件のシミュレーションと最適条件の選択により、GA、KT及びNAAそれぞれの濃度、1.33–2.35、0.49–0.66及び0.62 g/lで、0.25 g以上のミクロ根茎が得られると予想された。ミクロ根茎生産の最適条件は、80 g/l sucrose,、2 × MS macro-elements、1 × MS microelements、24時間明期であった。 又同時に、ミクロ根茎のあるショウガ幼植物を土壌に移植すると生存率は100%であった。
目的ショウガミクロ根茎生産の向上
材料(品種,系統,産地,由来)ショウガ'Laiwu'の培養物
外植片ショウガ'Laiwu'の培養物
初期培養ショウガ'Laiwu'のウイルスフリーの培養物は、2.0 mg/l kinetin (KT)、0.5 mg/l naphthalene acetic acid (NAA),及び2% (w/v) sucrose含有MS (Murashige and Skoog 1962) で30日間継代培養した。培養植物体は、the vegetable tissue culture laboratory of Shandong Agricultural University College of Horticultureより得た。
シュート増殖ミクロ根茎誘導のための最適sucrose濃度を調べるため、継代培養したショウガ'Laiwu'のウイルスフリーの培養植物体を分割して偽茎片(0.5-1.0 cmの基部を含む)を調製し、2.0 mg/l KT、0.5 mg/l NAAと種々濃度、20, 50, 80, 110又は140 g/l sucrose含有MS培地で培養した。 ミクロ根茎誘導のための最適な植物成長調節物質(KT、giberrellic acid [GA]及びNAA)の組合せを見つけるため、D310 designを用いた。幼植物体は、4 g/l carrageenan、80 g/l sucrose及び310 D-optimal design matrixesに従った濃度の植物成長調節物質を含むMS培地、25 ± 2℃、12L: 12D (light/dark:800 µmol m-2s-1 PPFD)で培養した。培地中の無機塩類がミクロ根茎誘導に及ぼす影響を調べるため、ショウガ幼植物体を種々濃度の無機塩類含有改変MS培地、25 ± 2℃、12L: 12D (light/dark:800 µmol m-2s-1 PPFD)で培養した。明期がミクロ根茎誘導に及ぼす影響を調べるため、ショウガ幼植物体を 80 g/l sucrose, 2.0 mg/l KT, 0.8 mg/l NAA含有MS培地、25 ± 2℃、種々、明/暗期:0/24、12/12:16/8又は24/0 hで培養した。根茎誘導に対するGAの効果はKTやNAAよりも大きかった。310 D-optimal designによるシミュレーションと最適条件の選択により、GA、KT及びNAAそれぞれの濃度、1.33–2.35、0.49–0.66及び0.62 g/lで、0.25 g以上のミクロ根茎が得られると予想された。ミクロ根茎生産の最適条件は、80 g/l sucrose,、2 × MS macro-elements、1 × MS microelements、24時間明期であった。
発根
馴化条件上記の植物組織培養で得られたミクロ根茎付きのショウガ幼植物体は、土壌に移植後活着に成功し、生存率は100%であった。
鉢上げ・定植
栽培条件
再生植物体の形質
分析した成分
成分の抽出法
分析法
備考