植物名 | ミシマサイコ |
ラテン名 | Bupleurum falcatum L. |
文献コード | Bupleurum_falcatum-Ref-1 |
出典(著者,雑誌,巻号頁,発行年) | Hiraoka N. et al., Plant Cell Reports 5: 319-321(1986) |
要約(和訳) | 体細胞胚経由で増殖したミシマサイコ植物体の根と種子繁殖したミシマサイコ植物体の根のサポニン含量を含む様々な形質を比較した.組織培養で増殖した植物は均一な形質を示したが,根重の平均とばらつきは大きく,乾燥重レベルのサポニン含量は,ほとんど差がなかった.根中のサイコサポニンcとdの含量は,組織培養株の方が高かった. |
目的 | 他殖性植物のため,成長,形態,サポニン含量のばらつきが大きいミシマサイコの遺伝的に均一な個体群の獲得 |
材料(品種,系統,産地,由来) | Hiraoka et al.(生薬学雑誌37:62-67)の方法により,単一植物体から体細胞胚形成により生じた幼植物. |
外植片 | 記載無し |
初期培養 | 記載無し |
シュート増殖 | 記載無し |
発根 | 記載無し |
馴化条件 | 記載無し |
鉢上げ・定植 | 記載無し |
栽培条件 | 国立衛生試験所筑波薬用植物栽培試験場(現医薬基盤研究所薬用植物資源研究センター筑波研究部)の圃場に1982年5月20日定植.同年11月2日に収穫 |
再生植物体の形質 | 種子繁殖した植物に比べて,均一な形質を示した。 |
分析した成分 | Saikosaponins a, c, d |
成分の抽出法 | 60℃1時間乾燥,粉砕,32-meshで篩った粉末を40mlのMeOHで40℃,30分抽出.ろ過後MeOHで50mlに秤量.5mlを溶媒留去.残渣に50%MeOHを含む0.5mlの2%HClを加え,25℃,16時間静置.2%NaOHで中和.内部標準液を1ml加え,MeOHで10mlに秤量. |
分析法 | HPLC条件:column; Gasukuro Kogyo Unisil Pack 5C18-250A (4.6mm i.d. x 250mm), column temp.; room temperature, mobile phase;MeOH-H2O-AcOH-Et3N (80:20:0.2:0.2), Flow rate; 1.0ml/min., detection; 251nm, injection volume; 20μl |
備考 | |