植物名 | アカヤジオウ |
ラテン名 | Rehmannia glutiosa Libosch. var. purpurea Makino |
文献コード | Rehmannia_glutinosa_var._purpurea-Ref-1 |
出典(著者,雑誌,巻号頁,発行年) | Yong-Yi C et al., Plant Cell, Tissue and Organ Culture 62: 219–226 (2000) |
要約(和訳) | in vitroの成長とex vitroの生存に最適な環境を決めるために,異なる培養条件下でアカヤジオウの幼植物を4週間培養した. 培養容器の空気交換の回数を増やすと,幼植物の成長は増加し,1時間当たり4.4回の空気交換で,シュート重量,総生体重,葉面積,クロロフィル含量が最大となった.高濃度(30g l-1)のショ糖は,根重を増加させたが,シュートの生育は低下させた.ショ糖が培地に添加されない時,幼植物の純光合成速度は最大であった.一方, ex vitroの幼植物の生存は,ショ糖濃度によって影響されなかった.暗期の温度(DIF),光合成光量子束(PPF),日長の差異の実験において,DIFとPPFレベルが増加すると,幼植物の成長が増加した.特に,PPFレベルの増加は,DIFレベルの増加より効果が高かった.プラスのDIF (+8 DIF)と高PPF(210 μmol m-2s-1)において幼植物の成長が最大を示すので,DIFとPPFの相互作用もまた重要である.結論として,この実験の結果は,培養容器の空気交換回数の増加,ショ糖濃度の減少,プラスのDIFと高PPFレベルの組合せが,アカヤジオウ幼植物の成長と順化を高めることを示唆している. |
目的 | 培養環境の改善によるアカヤジオウ培養幼植物の質的改善と馴化率の向上 |
材料(品種,系統,産地,由来) | Korean Crop Research Instituteの選抜株 |
外植片 | 腋芽 |
初期培養 | 0.5%次亜塩素酸ナトリウム水溶液で10分表面殺菌.葉原基を2枚残した茎頂を摘出し,シュート誘導培地(MS+ 30 g l-1ショ糖+ BAP 1mg l-1+0.6%Bact agar)に置床し培養. |
シュート増殖 | 誘導されたシュートは,増殖培地(MS+ 30 mg l-1ショ糖+ BAP 1mg l-1+IAA 0.3mg l-1)に移植. |
発根 | 記載無し |
馴化条件 | 4.4 h-1の空気交換,ショ糖濃度は0~15 mg l-1,CO2施用の条件で4週間培養したアカヤジオウ培養植物. |
鉢上げ・定植 | 記載無し |
栽培条件 | 記載無し |
再生植物体の形質 | 記載無し |
分析した成分 | 記載無し |
成分の抽出法 | 記載無し |
分析法 | 記載無し |
備考 | |