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組織培養物及び効率的増殖法_文献

植物名シソ
ラテン名Perilla frutescens (L.) Britton var. acuta Kudo
文献コードPerilla_frutescens_var._acuta-Ref-1
出典(著者,雑誌,巻号頁,発行年)Zhang T et al., BIOLOGIA PLANTARUM 49 (3): 423-426 (2005)
要約(和訳)シソの子葉,胚軸からの植物体再生条件を検討した.MS培地でのシュート形成率は,子葉では91%,胚軸では76%であった.ホルモンの最適な組み合わせは,4.44μM BA(子葉),2.22μM BA+2.85μM IAA(胚軸)であった.発根は,ホルモンフリー1/2MS培地で良好であった.順化率は80%であったが,再生植物に若干の形態的異常が認められた.
目的子葉、胚軸からの速やかな植物体再生系の確立。
材料(品種,系統,産地,由来)Gansu Academy of Agricultural Scienceから分譲された種子
外植片種子は70%エタノールで30秒間、0.1%塩化第二水銀で10分間の表面殺菌後、滅菌水で滅菌水で4回洗浄(各5分間)。
初期培養種子はMS培地で25℃、16h日長で発芽。
シュート増殖胚軸切片(3-5mm):MS培地+3%ショ糖+0.7%寒天+2.22μM BA+2.85μM IAA, 子葉切片 (0.2cm2):MS培地+3%ショ糖+0.7%寒天+4.44μM BA
発根ホルモンフリーの1/2MS培地+3%ショ糖+0.7%寒天
馴化条件バーミ・コンポストを入れたポットで、ポリフィルムの蓋を徐々に開け2日後に除去。
鉢上げ・定植順化後、庭土を入れた大型ポットに移植し、10日後に屋外に出した。
栽培条件記載なし
再生植物体の形質再生体と実生との間には、草丈、花数、さや数、種子数で有意差があった。また、再生体には、第一茎とがくに変異が見られたが、環境変異と思われる。
分析した成分
成分の抽出法
分析法
備考