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組織培養物及び効率的増殖法_文献

植物名オケラ
ラテン名Atractylodes japonica Koidzumi ex Kitamura
文献コードAtractylodes_japonica-Ref-1
出典(著者,雑誌,巻号頁,発行年)Hatana K et al, Planta Med. 56: 131-132 (1990)
要約(和訳)Letterのため要約無し
目的交雑により含有成分が変化しやすい本植物の品質が安定した均一な系統の作出
材料(品種,系統,産地,由来)広島県内で採取した野生植物
外植片休眠打破処理した根茎を殺菌したバーミキュライイトに植え,形成したシュートを殺菌後,切り取った2枚の葉原基をもつ5 mm長の茎頂
初期培養MS培地 + 3%ショ糖 + IAA 1 mg/l + BAP 2.5 mg/l,25℃,連続照明,7週間,1シュート切片から8本のシュートが形成
シュート増殖MS培地 + 3%ショ糖 + IAA 1 mg/l + BAP 2.5 mg/l,25℃,連続照明,7週間,1シュート切片から12-14本のシュートが形成
発根MS培地 + 3%ショ糖 + IAA 0.25, 0.5, 1 mg/l又はホルモンフリー,25℃,連続照明,6週間,1シュートに13-15本の根が形成
馴化条件バイオトロン(20℃)
鉢上げ・定植試験管内の幼植物を土へ移植,活着は良好
栽培条件バイオトロン(20℃)で4ヶ月間栽培.
再生植物体の形質根のatractylon%乾燥重量±(RSD%):4年間栽培した根(親植物系統,n=20) 0.95±0.52 (54,2),本増殖法で育成した再分化植物体(クローン植物,n=30) 0.55±0.05 (9.1%).クローン植物のatractylon含量は親植物に比べ,はるかにRSDが小さい.
分析した成分Atractylon
成分の抽出法乾燥植物試料200 mgをメタノール(3×4 ml)で抽出.メタノール抽出物をメタノールー酢酸エチル(1:1, 4 ml)に溶解後濾過し,溶媒留去.残査を内部標準物質(coumarin 1 mg/ml)を含むメタノール 1 mlに溶解しGLC分析.
分析法GLC条件: column; 1.5% QF-1 on Chromosorb W, column temp.; 110℃, detector temp.; 200℃, carrier gas; N2 at 30 ml/min.
備考