植物名 | マオウ |
ラテン名 | Ephedra intermedia Schrenk et C.A.May., Ephedra sinica Stapf, Ephedra equisetina Bunge |
文献コード | Ephedra_intermedia-Ref-1 |
出典(著者,雑誌,巻号頁,発行年) | O'Dowd N. et al., Plant Cell, Tissue and Organ Culture 34: 149–155 (1993) |
要約(和訳) | マオウ属の数種(E. andina,E. distachya,E. equisetina,E. fragilis var. camplyopoda,E. gerardiana,E. intermedia,E. major ssp procera,E. minima,E. saxatilis)のカルス形成に及ぼす植物成長物質の濃度を検討した.すべての種は,0.25 μMカイネチンと5.0 μM 2,4-DまたはNAA添加改変MS培地でカルスを形成した.数種の懸濁培養は0.25 μMカイネチンと5.0 μM 2,4-DまたはNAA添加MS培地で確立した.バブリングバイオリアクターでのE. andina懸濁細胞培養の生体重倍加時間は70±7 h,バッチ培養では最短56 hであった.アルギン酸ナトリウムビーズのバッチ培養も可能であった.E. distachya,E. fragilis, E. saxatilisの親植物,培養幼植物ともにアルカロイドを産出した.他の種の培養幼植物において,トレース程度の1-エフェドリン,トレースから0.14%のd-プソイドエフェドリンが検出された.アルカロイド産生能は,連続した継代培養によって0まで減少した. |
目的 | マオウ属のアルカロイドの生合成研究の材料として懸濁培養を確立する. |
材料(品種,系統,産地,由来) | E. andina,E. distachya,E. equisitina,E. fragilis var. camplyopoda,E. gerardiana,E. intermedia,E. major ssp procera,E. minima,E. saxatilis |
外植片 | 6-12月齢の4-6mmの長さの茎節間 |
初期培養 | 修正MS寒天培地(30%ショ糖+0.75%寒天+0.25μM カイネチン+5.0μMオーキシン),24±2℃,16時間日長 |
シュート増殖 | 記載無し |
発根 | 記載無し |
馴化条件 | 記載無し |
鉢上げ・定植 | 記載無し |
栽培条件 | 記載無し |
再生植物体の形質 | 記載無し |
分析した成分 | 1-ephedrine, d-pseudoephedrine |
成分の抽出法 | MeOH抽出 |
分析法 | Barkanら(1981)のプロトコールに従いHPLC分析,210nmで検出 |
備考 | |