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組織培養物及び効率的増殖法_文献

植物名ハナトリカブト
ラテン名Aconitum carmichaeli Debeaux
文献コードAconitum_carmichaeli-Ref-1
出典(著者,雑誌,巻号頁,発行年)Hatano K et al., Plant Cell Reports 6:446-448 (1987)
要約(和訳)トリカブト(Aconitum carmichaeli Debx.)の葯を用いて,カルス誘導を試みた. 5ppm 2,4-Dと1ppmのカイネチンの添加で15週間でカルスが形成された. 1ppmの2,4-Dを含む培地で12週間カルスを継代培養すると,胚発生が確認された.成熟した体細胞胚は,GA 1ppmとBAP 5ppm含む培地へ移植すると正常なシュートを形成した.IAA 0.5ppm含む新しい培地にシュートを移植すると発根した.すべての植物は5ヵ月間の培養で成熟個体となった.
目的葯培養による植物体再生
材料(品種,系統,産地,由来)野外のトリカブト植物から直径7-12mmの若い花蕾を採取し、水洗後、2%のアンチホルミン(0.01% Tween20添加)で10分間、70%エタノールで30秒間、表面殺菌し、滅菌水で2回洗った。無菌的に未熟な葯を取り出し供試した。
外植片未熟な葯を5ppm 2,4-Dと1ppmのカイネチンの添加MS培地に置床すると15週間でカルスが形成。
初期培養1ppm 2,4-Dを含むMS培地で12週間、カルスを継代培養すると、不定胚が発生。体細胞胚をGA 1ppmとBAP 5ppm含むMS培地へ移植すると正常なシュートを形成
シュート増殖不定胚による増殖であるため記載なし
発根IAA 0.5ppm含むMS培地にシュートを移植すると発根
馴化条件記述なし
鉢上げ・定植記述なし
栽培条件記述なし
再生植物体の形質記述なし
分析した成分
成分の抽出法
分析法
備考