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組織培養物及び効率的増殖法_文献

植物名ホウノキ(ホオノキ)
ラテン名Magnolia obovata Thunb.
文献コードMagnolia_obovata-Ref-1
出典(著者,雑誌,巻号頁,発行年)Kim YW et al., Plant Biotechnol Rep 1:237–242 (2007)
要約(和訳)ホオノキの未熟種子を用いた体細胞胚形成による植物体形成について検討した.種子の採取日は,胚細胞の誘導に重要であるようであった.最適な収集日は開花3-4週後だった.エンブリオジェニック細胞は増殖し,体細胞胚を形成し,その後に最適化された培養条件下で正常な植物体となった.エンブリオジェニックカルスからの体細胞胚の形成は,グルコース培地よりもショ糖培地で良好であった.ショ糖の最適濃度は,3%と考えられた.体細胞胚の約25%は,ジベレリン酸(GA3)を含む1/2MS培地で正常な植物体となった.体細胞胚の発芽時には,発芽中の体細胞胚の胚軸下部や根端部分に二次胚が頻繁に観察された.人工土壌中で生存した約85%の再生苗は,育苗庫で正常に成長した.
目的未熟種子を用いた体細胞胚形成による植物体形成について検討
材料(品種,系統,産地,由来)ソウル大学で育成の3本の樹
外植片開花後3-7週間、10日間隔で果実を採取し、70%メタノールで30秒間、2%次アンチホルミン液で10分間殺菌し、滅菌水で4回洗浄。種子から無菌的に縦に切り、半固形のカルス誘導培地に置床し、25℃、暗黒条件で培養。
初期培養開花11か17日後の種子のみ2,4-D 1mg/L添加のMS培地でエンブリオジェニックカルスが形成した。
シュート増殖不定胚からの植物体再生は、1/2MS+1mg/L GA3で認められた。
発根記述なし
馴化条件植物体は、ピートモス:バーミキュライト:パーライト=1:1:1が入ったプラスチック箱に移植し、温室で栽培した。
鉢上げ・定植記述なし
栽培条件記述なし
再生植物体の形質順化後4年間は、形態的変異なし
分析した成分
成分の抽出法
分析法
備考