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組織培養物及び効率的増殖法_文献

植物名ボタン
ラテン名Paeonia suffruticosa Andrews
文献コードPaeonia_suffruticosa-Ref-1
出典(著者,雑誌,巻号頁,発行年)Margherita Beruto et al, Plant Cell, Tissue and Organ Culture 79: 249–255 (2004)
要約(和訳)異なる栽培品種のボタンの腋芽のin vitro増殖に関して調査した.IBA処理で発根率は上がるが,2℃で7日間前処理を行なえば,IBA処理の必要はない.植物体は,in vivo条件下での順化に成功した.
目的ボタンのマイクロプロパゲーション
材料(品種,系統,産地,由来)‘Bai Yu’, ‘Feng Dan Bai’, ‘Shi Yuang Bai’, ‘White Pearl’, ‘Xue Lian’, ‘Yao Huang’, ‘Huang Yu’, ‘Orange Yellow’,‘Golden Palace’, ‘Hu Hong’, ‘Da Jin Fen’, ‘Fish Scale Pink’, ‘Zhuang Yuan Hong’, ‘Zi Zy Qiao’,‘First Red’, ‘Red Diamond’ and ‘Zhu Sha Lei’, ‘Orange’, ‘Red’, ‘Old Pink’
外植片腋芽,花糸,花弁
初期培養腋芽の増殖は,寒天ゲル 10 mLを入れた培地で行なった.花糸および花弁の培養は,初期段階は培地 5 mL,その後培地 15 mLを入れたペトリ皿で培養.全ての培養において,pH 5.85 ± 0.01,明期 12h/day,室温 19 ± 1℃.
シュート増殖腋芽培養;WPM培地+Caイオン(6 mM)+クエン酸(0.36 mM)+アスコルビン酸(0.28mM)+BA(4.44 μM)+寒天(0.8%) 花糸,花弁培養;開花15~20日前のつぼみから,花糸および花弁を採取.MS培地+寒天(0.8%)+スクロース(3%)+ホルモン剤 1種 (NOA 0.49 μM; 2iP 24.60 μM and PIC 4.14 μM; TDZ 2.27 μM; TDZ 2.27 μM and 2,4-D 9.05 μM).
発根Treatments A;WPM培地+Caイオン(6 mM)+クエン酸(0.36 mM)+アスコルビン酸(0.28mM)+IBA (0; 1.23; 2.46; 4.92 or 49.21 μM) +寒天(0.8%). IBA濃度が49.21μMの時発根率が50%以上になった. Treatments B;Treatments Aと同様の処理2週間後,charcoal(0.3%)を含むホルモンフリー培地に移植 Treatments C;ホルモンフリー培地で7日培養(暗黒,2℃)後,Treatments Aと同様の培地に移植し2週間培養.2℃での冷却は,ホルモンフリー培地において発根率が上昇.
馴化条件発根した植物体を,滅菌し破砕したピートおよびパーライトを入れたガラス容器に移植し,培養時と同じ条件下で4週間培養.
鉢上げ・定植順化後,温室条件(加温なし)下に移し,通常の養分,潅水,害虫管理.生存率は80±10%であった.
栽培条件
再生植物体の形質
分析した成分
成分の抽出法
分析法
備考