植物名 | イネ |
ラテン名 | Oryza sativa Linné |
文献コード | Oryza_sativa-Ref-1 |
出典(著者,雑誌,巻号頁,発行年) | 植木ら, 低温生物工学会誌[Cryobiology and Cryotechnology], Vol. 50, No. 2, 85-88, 2004 |
要約(和訳) | イネ培養細胞(Oryza sativa cv. Asanohikari)を急速凍結法ならびに予備凍結法により液体窒素中に保存した.それぞれの方法で保存した細胞は,再培養し生存の有無を調べた.通常の培地で培養している細胞は,急速凍結法により保存することはできなかった.0.4Mのショ糖を加えた培地で前培養された細胞は,急速凍結による保存の後も生存が確認された.しかし,生存率は非常に低いものであった.一方,予備凍結法による保存においては,高い生存率で保存ができることがわかった.この場合,高い生存率を得るためには再培養に用いる培地からアンモニウムイオンを除去する必要があった.すなわち,アンモニウムイオンは凍結障害を受けた細胞にとって有害にはたらいていたが,アンモニウムイオンの有毒性は再培養8時間程度でみられなくなった.つまり,再培養8時間の間に凍結・融解の過程で生じた凍結障害はかなり修復されると考えられる. |
目的 | イネ培養細胞の急速凍結法ならびに予備凍結法の検討.および,予備凍結法におけるアンモニウムイオンに対するイネ培養細胞の感受性の調査. |
材料(品種,系統,産地,由来) | イネ(Oryza sativa cv. Asanohikari) |
外植片 | 培養細胞 |
初期培養 | MS基本成分に,3%(w/v)ショ糖、1×10-5M 2-4-Dを加えた培地で継代培養.その後,急速凍結法では継代培養している細胞を,0.4Mまたは0.6Mショ糖を加えた培地に移し1週間前培養 |
シュート増殖 | |
発根 | |
馴化条件 | |
鉢上げ・定植 | |
栽培条件 | |
再生植物体の形質 | |
分析した成分 | |
成分の抽出法 | |
分析法 | |
備考 | |